かぶとたいぞうです。
優(やさ)しい、という漢字と優(すぐ)れている、という漢字は同じ漢字です。
つまり、「優」の一文字で、優しいという意味と優れているという意味を合わせ持つのです。
優しいということは、優れているということと同じであるとも考えられます。
最近はっきり分かった
私は以前からそんなことをぼんやりと思っていたのですが、最近、ふとした機会にはっきり分かりました。
体力でも知力でも人間力でも、他人より並外れて優れている人は他人とは戦わないのです。勝つことがはっきりしているからです。
本当に優れている人は戦いを避けて相手をむしろ擁護したり、助けたりします。つまり優しいのです。
私も小学生のころは
私にも覚えがあります。小学生の頃の私は人より体が大きく、その上柔道、剣道をやっていたので体力もありました。
必ず勝つことが分かっていたのでケンカはしませんでした。そして誰も私にはかかってきませんでした。
ケンカをするのは決まって下位の者たち
ケンカをするのは決まって下位の者たちで、私はケンカを止めたり、大勢にやられている者をかばったりしました。
その時の私はきっと優しくて優れていたと思います。
あれから50年以上経ちました。今の私はどうか。
今の私
あのころに比べると私は優しさを失ったかもしれません。優秀さを失ったからだと思います。
たとえ体力、腕力は衰えても、人間力、精神力を鍛えてもっと優れた人間になりたいです。
そうすれば、ちょっとしたことに腹を立てたりせず、相手をむしろ擁護したり、助けたりして優しい人間になれるような気がします。
優しい人になりたい
たいていの人は、歳をとると衰えて優しくなくなります。私は歳をとればとるほど人間力を高めて、優れた優しい人になりたいと念じております。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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