かぶとたいぞうです。
米国株長期投資を本格的に初めて7年になります。
全てを熟知してから米国株を始めたわけではないので、やっているうちに分かったこともたくさんあります。
その一つが「増配」です。
増配
増配とは配当が増えることです。私もそれは知っていました。しかし、増配がこんなにも嬉しいことだとは後で知りました。
米国株長期投資の配当を増やす上で、「増配」は「配当再投資」や「自社株買い」と並んで、とても重要な要素なのです。
ペプシコ
私は旧NISAから新NISAへの移行でアッヴィの株を新NISAで買い戻せず、やむなくペプシコを買い増した経緯があります。そのため、現在持ち株の中で、ペプシコの割合が一番多いのです。
そのペプシコが先日今年の増配を発表しました。今年は6月から7%の増配です。
シミュレーション
私は自分が受け取る配当がどれだけ増えるのか、さっそく計算しました。
自分の財産を開示したくないので正確な数字は出しませんが、1ヶ月に数千円の増加です。
歳をとると、この数千円の増加が嬉しいのです。
配当再投資との比較
配当再投資で増える分は微々たるものです。それでも塵も積もればと思い、せっせと積み増しています。しばらくすれば複利計算で二次級数的に増えることを知っているからです。
それに対して、増配はストレートです。私が何もしていないのに、対象企業(この場合ペプシコ)が勝手に配当を増やしてくれるのです。それもドサッとです。7%はけっこう大きいですよ。
おこずかいが毎年増える
1ヶ月にわずか数千円増えるだけですが、そんなことが毎年起こるのです。おこずかいが毎年増えるようなものです。
あるいは、再投資できる配当がどんどん増えて、雪だるま式に株数が増えると考えてもいいかも知れません。株数が増えると当然配当も増えます。
ほんとに嬉しい
この感覚は、実際にやってみないと分からないかも知れませんが、ほんと嬉しいですよ。
年金が目減りしていくなかで、配当はどんどん増えていくのですから。
「増配」と「配当率」と「YOC」のからくり
増配する会社の株は人気があるので株価は高いです。株価が高ければ「配当率」は下がります。しかし、いくら「配当率」が低くても、増配する株をおすすめします。
たとえばA社の株が1株100ドルで、年間配当額が2ドルなら、「配当率」は2%しかありません。
しかしA社が増配して年間配当額が4ドルになったらどうなるか。
「配当率」が上がるわけではない
A社の株は人気が出て1株200ドルになるでしょう。その時も「配当率」は2%なのです(4ドル/200ドル)。
「配当率」が上がるわけではないのです。
しかし、100ドルの時に買った人の実際の配当率(YOCと呼びます)は4%なのです。
上がるのは「配当率」ではなく「YOC」なのです。
「配当率」の高い株を選んではならない
だから決して「配当率」を見ずに、「増配率」と「連続増配年数」を重視してください。
ペプシコは既に52年間も増配を続けています。今後も増配を続けるような気がします。
だから私はペプシコを持ち続けているし株数も増やしているのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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