【書評】「総員起シ」(吉村昭)を読んで。第二次世界大戦の凄惨な記憶

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かぶとたいぞうです。 吉村昭氏の「総員起シ」を読みました。面白かったです。 吉村昭氏の作品は北海道のヒグマ事件を書いた「熊嵐」を先に読み、興味をもって今回は戦中戦後を題材にした「総員起シ」を読んだのでした。 戦争ドキュメ 続きを読む→

【書評】「赤ひげ診療譚」(山本周五郎)を読んで(黒澤明監督の映画「赤ひげ」の原作)

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かぶとたいぞうです。 山本周五郎の「赤ひげ診療譚」(新潮社、昭和39年)を読みました。面白かったです。 かなり前に黒澤明監督の映画「赤ひげ」を見ましたが、原作を読んだのは初めてでした。 映画「赤ひげ」も良かった 映画の方 続きを読む→

手塚治虫の「火の鳥」。昔はよく懐かしく思ったが、今は、ふとしたシーンを思い出して泣けてくる

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かぶとたいぞうです。 私は子供の頃から手塚治虫の「火の鳥」を読むのが好きでした。 手塚治虫のライフワークとも言われた「火の鳥」は、原始時代から、はるか未来まで、断片的でかつ連続性のある壮大な世界観を描いた傑作でした。 火 続きを読む→

「みんなのため」とは男にとっては「社会のため」だが、女にとっては「自分と子供のため」(書評)

流れる星は生きている:kabutotai.net

かぶとたいぞうです。 山岳小説家の新田次郎の奥さんは藤原ていさんと言い、彼女もまた文章を書いています。 私が読んだのは「流れる星は生きている」というタイトルの書籍です。小説というより敗戦直後の満州引き上げの真実の体験談を 続きを読む→

【書評】堺屋太一「三度目の日本」を読んで

三度目の日本

かぶとたいぞうです。 堺屋太一氏の絶筆となった書籍「三度目の日本」を読み終わりました。相変わらず示唆に富んだ内容で、近未来を想像する手助けとなりました。 ページ数が少なく、少し物足りない感じもしましたが、明瞭完結で分かり 続きを読む→