かぶとたいぞうです。
今朝はけたたましい爆竹の音で目が覚めました。今日から春節(しゅんせつ)なのです。
春節とは旧暦の正月のことで、中国国内やアジアの中華圏、世界各国のチャイナタウンなどでは新暦の正月(1月1日)よりも盛大に行なわれます。
今年の旧暦元旦は2月10日(土)
今年の旧暦元旦は2月10日(土)、つまり明日なのですが、今日からお祝いムードです。前夜祭といったところでしょうか。
ここパタヤでも春節は毎年盛大に行なわれます。朝から爆竹を鳴らし、祭壇にご馳走を並べてお参りし、親戚が集まって宴会をします。それが1週間くらい続くのです。
タイには年に4回正月がある
以前ローカル食堂の店主に聞いたのですが、タイには年に4回正月があるそうです。
早い順に、ファランの正月=クリスマス、新暦の正月=1月1日、中国の正月=春節、そして最後にタイの正月=ソンクラン(水掛け祭り)だそうです。
その中で一番盛大なのがソンクランで、二番目に盛大なのが春節、次にクリスマス。1月1日は暦の上での正月というだけで、カウントダウン以外に特別のお祝いはないというのです。
日本は
日本では正月は1月1日のみで、盛大に祝い、クリスマスは若い人だけ、春節を祝う人はかつてはいたけど今はほとんどいない、ソンクランは日本にはない旨、店主に伝えました。すると店主はこう言いました。
「じゃぁ、クリスマスはファランの正月、1月1日は日本の正月、春節は中国の正月、そしてソンクランはタイの正月だね」
日本の正月
店主はリップサービスのつもりで日本の存在を大きく持ち上げたのでしょう。
でもパタヤに限らずタイの日本人は極々少数派なので、誰も日本の正月なんて意識していません。
正月はどこの国でも1月1日とは限らない
正月はどこの国でもいっしょで、1月1日だろうと思っていたのですが、そう思っているのは我々日本人だけかもしれません。
少なくともタイでは、今日から始まる春節のほうが大事で、1月1日より盛大に祝うのです。
みんな春節が楽しみ
中国人のみならず、普通のタイ人も祝います。タイにも中国の文化や生活様式が浸透しているからです。
みんな大忙しで春節の準備をしています。ご馳走を作っています。みんな春節が楽しみなのです。
セントラルフェスティバル前の特設会場には獅子舞
私はもう行きませんが、今年もセントラルフェスティバル前の特設会場には獅子舞が躍り、雑技段が芸を披露し、パタヤビーチには大きなモニュメントが作られ、たくさんの赤ちょうちんが飾られているはずです。
私はどこにも行かず、今年もローカル食堂で、店主の作った料理を肴に一杯飲むだけです。店主は今日、蒸し鶏を炊いて待っているはずです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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