かぶとたいぞうです。
この世の中、どこにでも階級や階層があって差別があるようです。人間は階層を作って人を差別したがる動物なのかもしれません。
コロンビアには強烈な階級意識と差別があった
以前、中南米をよく旅していた頃、南米のコロンビアが気に入って4回ぐらい行きました。道中が長いので1回の旅行で3週間ぐらい費やしました。
コロンビアに長くいるといろいろなことが分かってきます。
コロンビア人の祖先はスペイン人とアフリカ人、そして先住民であるインディオが主です。独特な魅力のあるコロンビア美人は3種類の血が混ざって生み出されるのです。
コロンビアにはいろいろな肌の色の人がいますが、より白い肌の人たちがどうも偉いようなのです。スペイ人の血がより濃く、肌の白い人たちが「上流階級」なのです。どうしてなのかは分かりません。支配者の血をひく者だからなのでしょうか。
コロンビアの白人至上主義
日本なら男でも女でも色の黒い人はむしろ活動的で健康なイメージです。好感されることはあっても排除されることはありません。
しかしコロンビアの肌の白い「上流階級」は自分たちだけの交流の場を作り、肌の黒い人たちをそこから排除するのです。
「上流階級」は自分たちの地位を守るために下層階級を排除する
肌の白い「上流階級」が出入りする高級レストランに肌の黒い人たちは入れません。肌の黒い人たちは掃除婦であり召使いであるべきだと「上流階級」の人たちは決めつけているのです。
私達日本人から見ればおかしな話なのですが、現地の人たちはそう信じて疑いません。「上流階級」の人たちは自分たちの地位を守るのに必死なようです。
パタヤにも似たような階級意識と差別がある
ここタイでも似たようなことがあるのです。特にパタヤのように古くからの観光地には階層と差別が生まれやすいのだと思います。
歴史的にファラン(ヨーロッパ人)の長期滞在者が多く、カンボジアやラオスなどからの出稼ぎが多く住んでいるからです。
パタヤの住民間の階層や階級、差別意識もパタヤに長く住んでよく観察しなければ気づきません。
パタヤでは中国系の肌の白い人たちが「上流階級」
パタヤでは中国系の白い肌の人たちが上流階級のようです。それとファラン、ファランと付き合っているタイ人女性、その間に生まれた子供は同格もしくは別格扱いのようです。
中国系の肌の白い人たちは英語を巧みに話し、ファランと同盟を結び、自分たちの地位を守っているように感じます。
パタヤの階級社会における日本人の扱い
私達日本人はファランに次ぐ特別扱いのようです。しかし英語を話せる日本人は少ないので、なかなか「上流階級」の仲間には入れません。
日本人は日本人同士で小さなコミュニティを作りたがります。それはニューヨークでもパリでも見た光景です。
いっぽうで、日本人の村社会を嫌って一匹狼のように1人さまよう日本人やタイ人女性とのみ付き合う日本人男性もけっこういます。
パタヤでの「上流階級」と下層階級
パタヤではコロンビアの階層ほどではありませんが、これら中国系の肌の白い人たちが「上流階級」っぽく振る舞っています。
彼ら「上流階級」の人たちは「下層階級」であるカンボジアやラオス出身の人たちを仲間に入れたがりません。「あの人はカンボジアだ」「ラオス出身だ」と言って相手にしないのです。それが常識であり、当たり前だと信じているようです。
たまたまカンボジアやラオス出身の人は肌の色が黒いのでコロンビアと同じ「白人至上主義」に似ています。
私達日本人から見ればおかしな話なのですが、現地の人たちはそう信じて疑いません。ここでも「上流階級」の人たちは自分たちの地位を守るのに必死なようです。
私はどの階級にも与みしない
私達日本人はそこそこいい扱いを受けるので悪い気はしませんが、私はそんなことで喜びたくはありません。
階層や階級を作って下を排除し、社会的地位を固定化させようというケチな了見に与みしたくはありません。私は誰とでも対等に付き合いたいのです。
人種や門地に関係なく、いい人と付き合う
人種、血筋、出身や門地に関係なく、優秀な人、優しい人、正しい考えの人、魅力的な人と私は一緒にいたいのです。
逆に、たとえ家柄や血筋が良くてもダメな人間はまったく相手にしません。悪い人とは付き合いません。当たり前です。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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