【老人による自動車死亡事故多発】なぜ自動車メーカーは一般道で時速60km以上出せる車を作るのか

かぶとたいぞうです。

老人による自動車事故が多発しています。特にアクセルとブレーキを踏み間違えて加速し、人をひき殺す事件が目立ちます。



一定の年齢になったら自ら自動車免許証を返納したほうが良いという人がいます。また、一定の年齢になったら免許更新時に反射神経のテストをしてクリアしないと更新できないようにすればいいと言う人もいます。その通りだと思います。



どうして一般道で時速100kmも出せる車を作るのか

でも、それ以前に、「どうして自動車メーカーは一般道で時速90kmも100kmも出せる車を作るのか」と思います。

日本の道路交通法では、自動車専用道路(高速道路)をのぞけば、時速60kmまでしか出してはならないことになっています。現代の技術を使えば、高速道路に入らない限り時速60kmに速度を制限するシステムを車に導入することは簡単です。ETCと連動してもいいし、他の方法でもできるはずです。

池袋で老人が暴走し母娘2人が亡くなった事故

先日池袋で87歳の高齢者が起こした事故でも、ブレーキとアクセルを間違えて急加速し、時速90kmで信号待ちの人たちに突進し12人の死傷者を出しています。うち母娘の2人が亡くなりました。

犯人の高齢者はアクセルが戻らなかったと言っているようですが、ブレーキの代わりにアクセルを目いっぱい踏み込んだのでしょう。

同然運転手が悪いのですが、このような事故は今後も起こりうると思います。

アクセルを思いっきり踏んでも急加速しない車は作れないのでしょうか。



自動車メーカーはどうして加速を売りにするのか

加速を売りにした車の宣伝が目立ちます。「この加速、やっぱり○○だね」といって加速をアッピールするテレビコマーシャルです。

レーシングカーじゃないんだから、加速なんて必要ないと思うのです。

もし、世の中の全ての車がアクセルを思いっきり踏み込んでも急加速せず、しかも一般道では時速60kmまでしか出なかったら死亡交通事故は激減するでしょう。

自動車は使いようによっては凶器となります。簡単に人を殺せます。

そして日本はいま、異常なほど高齢化社会です。年寄りの運転手が多いのです。

自動車メーカーにも罪があると思う

事故を起こす年寄りにももちろん責任があります。でも、一般道で急加速ができ、踏み込めば時速100kmでも150kmでも出せる車を作っている自動車メーカーも罪作りです。

加速も弱いしスピードも出ない車なんて作っても、スリルとスピード感がなくて売れないと思うかもしれません。しかし、スリルやスピード感を味わいたいならレーシング場でやって欲しいのです。子供も歩いている一般道でやらないで欲しいのです。

スリルやスピード感を味わえる車も一般道では走らないで欲しいです。

ものすごくゆっくり加速し、時速40km程度までしかスピードが出ない車ばかりだったら痛ましい事故はほとんど起こらないでしょう。



車に対する考え方をガラッと変えるべき

自動車メーカーのかた、自動車に対する考えをガラッと変えたらいかがでしょうか。

電気自動車、AIによる自動走行、自動車はいま大きく変わろうとしています。この機会にスピードの出ない車を作ったらいかがでしょう。電気自動車は加速が出しづらいといいますが、逆に加速しない車を作ったらどうでしょうか。

人間の乗り物はせいぜい馬程度の速度でいいのです。しかもいつもは歩いている速度で充分です。

時速10km~20kmしか出ず、しばらくアクセルを踏んでも、時速30kmになるまでに3分くらいかかるようなのんびりした車がいいです。

日常生活で急ぐ必要なんてほとんどないのですから。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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