かぶとたいぞうです。
かぶとたいぞう流かんたん手打ちうどんのレシピです。小麦粉さえあれば5分で作れます。
まずカレーライスを食べる時の皿を2枚と、なるべく大きいスプーンを1つ用意します。
小麦粉
両方の皿に小麦粉を適量入れ、左右におきます。一度にたくさん作らないほうがいいです。団子にしたときにゴルフボールか、それより一回り大きくなるくらいの量にしてください。適当でいいです。
左側の皿の小麦粉に水道水を少し加えてスプーンの底でねります。水は少しずつにしてください。水の量はいちいち測りません。水の適量は室温によって違うのです。塩は入れません。
練る
水が多くて小麦粉がドロドロになれば右側の皿の小麦粉を足し、逆に水が足りなければ左側に水道水を足します。
紙粘土くらいの固さになったら、右側の小麦粉を左側の紙粘土状の小麦粉(以降ペーストと呼びます)に多めにかけ、手にペーストがつかないように手にも小麦粉をつけてからペーストを掴みます。
揉む
その後、ペーストを手で揉むのですが、揉んでは右側の皿に乗せて、裏返して、手にべとつかないようにして、また揉みます。
揉み方はどうでもいいですが、私は手のひらに挟んでつぶし、縁を中に織り込んで、またつぶし、時折親指で何回も押し付けます。
小麦粉をまぶしながら更に揉む
このように揉んでいると、手にくっつきそうになるので、くっつく前に右側の小麦粉の上に乗せ、裏返して、ペーストの表面に小麦粉をまぶすのです。右側の小麦粉が足りなければ足してください。
あまり揉みすぎるとコシが強くなりすぎるので適当なところでやめます。
ペーストの固さは適当
ペーストの固さは適当でいいのですが、この後延ばして包丁で切るので、包丁で切れる程度の固さにしてください。子供が遊ぶ粘土くらいか、それより少し固いくらいです。
乾いたまな板に右側の皿の余った小麦粉をひいて、その上にペーストを載せます。
延ばす
ペーストを手のひらと親指で延ばします。伸ばし棒があれば使ってもいいですが、私は手で伸ばしています。
ペーストの上に小麦粉をふりかけて裏返しにして、裏にも小麦粉をふりかけてまた延ばします。
厚さも大きさも適当でいいです。
切る
最後にもう一度、延ばしたペーストに余った小麦粉をまんべんなくふりかけて、裏返しにしてまたふりかけてから、乾いた包丁で押切します。包丁にペーストが着くようでしたら、ペーストの表面の小麦粉を刃先につけてください。
幅は適当でいいです。長いものと短いもの、厚いものと薄いもの、太いものと細いもの、いろいろあったほうが、いかにも手作り感があって楽しいのです。味変にもなります。
茹でる
切ったらすぐ茹でるので、ペーストを切る前に鍋に水を入れておき、切っている最中のいいタイミングで鍋の水を沸かし始めてください。
お湯は多めで、ぐらぐらと沸騰してからうどんを入れます。うどんを入れたらすぐに菜箸でかき混ぜます。しばらくの間かき回してください。
茹で時間は適当でいいです。必ず自分で少し食べて固さをみてください。
食べる
茹で上がったうどんをどう食べるかも自由です。私はザルにとって水洗いをしてから冷たいそば同様に食べるのが好きです。
暖かいうどんもいいでしょう。
+++
レシピの生いたち
タイに行く前に小麦粉が余った時はホットケーキにしていたのですが、ホットケーキばかりだと飽きるので、いろいろ工夫してみました。
こだわりを捨てるポイント
塩水を作っておいて少しずつ加えるとか、ビニール袋に入れて足で踏むとか、練り終えたペーストをしばらく寝かせるとか、そんなこと言う人がいますが必要性をまったく感じません。
少量だし保存もしないのだから、私のレシピで十分美味しい手打ちうどんが作れます。
分量はレシピに頼らない
また、小麦粉や水の量は1回作ればだいたい分かります。2回目からはコツがつかめているはずです。インスタントラーメンを作るのに、水の量をいちいち計量する人はいないでしょう。
右側の皿に入れる小麦粉の量も、そのうち最後の打粉の分まで計算して入れることができるようになるでしょう。また、自分好みのうどんの固さや太さ、茹で時間もしだいに分かってくるはずです。
適当に、簡単に、楽しみながら
一度に何人前も作るわけではないし、お金をもらって人に食べさせるわけでもないので、適当に、簡単に、楽しみながら作りましょう。
ちなみにこのペーストのことをイタリアではパスタと呼んでいます。フランス語だとパテです。
細く切って茹でれば麺、そのまま焼けばチャパティ、膨らし粉を入れたり工夫して焼けば、パンにもクッキーにもビスケットにもなり、トッピングすればピザにもタコスにもなります。
ペーストさえ作れば何でも作れるので自分でいろいろ工夫してみてください。
料理は楽しいし、こだわりを捨てれば、誰にでも簡単にできます。きっと昔の人はうどんぐらい立ちどころに作ったはずです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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