かぶとたいぞうです。
昨夜の米国株は、けっこう上がりました。
終値の前日比は、NYダウで+2.13%、S&P500は+2.28%、ナスダックは+2.56%、かぶとたいぞうポートフォリオは+1.76%でした。
米雇用統計
昨夜は注目の雇用統計が発表されましたが、内容は良かったです。
2022年12月の米雇用統計では、賃金の伸びこそ緩やかでしたが、非農業部門の雇用者数が22.3万人増えました。失業率も市場予想3.7%に対して、前月の3.6%から3.5%に改善しました。
今までは、強い雇用は利上げを誘発するとして株安要因とされましたが、今回はそうではないようです。
ISM非製造業景気指数
また、昨夜はISM非製造業景気指数も発表されましたが、内容は良くなかったです。
前月の56.5および予想値を大幅に下回り49.6でした。数値の低下は景気が悪くなっていることを意味しているのですが、どういうわけか株が上がっています。
報道は
これに関して報道は「企業の支出額の上昇などが鈍化しつつあり、インフレ率が緩和していることへの期待が示唆された」とまとめていますが本当でしょうか。
どうもこじつけっぽいです。
これらの統計と、その解釈により、次回のFOMC(1月31日〜2月1日)では利上げ幅が0.25%に下がる可能性が高まったと言うのです。
こじつけとあて推量
全てこじつけ、こじつけをもとにあて推量。まったく信用する気になりません。
短期投資家はこれらのあて推量をもとに上がり下がりを占って買ったり売ったりするのでしょうが、私達長期投資家は違います。
私達長期投資家は
私達長期投資家は、FRBのインフレ対策を支持し、一時的に景気が下がろうが、必要な利上げと量的金融引き締めを断行して、早く経済を安定化してもらいたいと願っています。
これからも株価は統計の解釈とあて推量をもとに大きく上下するでしょう。でももういちいち反応するのも疲れました。
ドンと構えて
長期投資家はドンと構えて、目先の株価には目もくれず、中長期的な視点で見ていきたいです。
そう言えば昨日、少し遅れてロッキード・マーティンから配当が入りました。1単位2.8ドルから3ドルへの増配です。
私達長期投資家にとっては、こういうことこそ大事なのです。
実は株の上がり下がりも、その理由も、どうでもいいこと
日々の株の上がり下がりは、世の中の流れを知るうえで参考のために見ているだけです。短期的な上がり下がりに一喜一憂したり、ましてやこじつけ理論やそれをもとにしたあて推量を信じて株を買ったり売ったりすることはありません。
だから、実は株の上がり下がりも、その理由も、どうでもいいことなのです。
走る前にどの馬が勝つのかを正確に当てる人はいない
だいたい、株の上がり下がりの本当の理由が分かっている人なら、株価が今度どうなるかも分かるはずです。
でもそんな人は見たことも聞いたこともありません。
競馬で勝った馬を、なぜ勝ったか上手に説明する人はいます。でも、走る前にどの馬が勝つのかを正確に当てる人はいません。それと同じです。
ドンと構えてどっしりと
長期投資家はドンと構えて、どっしりといきましょう。
買った株を売ることはめったにないのですから。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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