かぶとたいぞうです。
昨夜の米国株は下がりました。このところ毎日上がったり下がったりの繰り返しです。
昨夜の終値の前日比は、NYダウで-1.02%、S&P500は-1.16%、ナスダックは-1.47%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.44%でした。
金利上昇懸念が?
報道は、株が上がれば金利上昇懸念が和らいだと書き、株が下がれば金利上昇懸念が再燃したと書きます。
でも、そんなに毎日のように金利動向が変わるものでしょうか。他に理由が見当たらないからそう書いているだけではないでしょうか。
昨夜の株安の原因
昨夜の株安の原因に関しても、多くの報道は「雇用関係の数値が強すぎて、FRBの利上げの許容度を上げるから」みたいなことを書いています。でもそれって既に織り込み済みだったのではなかったのでしょうか。
一昨日のFOMC議事要旨にも「雇用がどうであれ、景気がどうであれ、インフレを退治するまでは金利を上げ続ける」と書いてあります。
滑稽
だから、株価が下がるたびに「FRBが利上げしやすくなったから」と解説するのは滑稽に感じます。
また、昨夜のセントルイス連銀のブラード総裁の発言も取り沙汰されているようですが、ブラード総裁は株が下がるような発言は何もしていません。むしろ「金利はもう十分高いのではないか」みたいなことを言ったのですから、株が上がってもいいくらいです。
誰も分からない
要するに、昨夜米国株が下がった理由は誰にも分からないのです。
言ってみれば、売る人が多かったから下がったのです。一昨日上がったから下がったのです。ただそれだけだと思います。
方向性のない値動き
別な言い方をすれば、今はまったく方向性のない値動きだということです。
正月に上げるタコのように、風に任せてあっちにフラフラこっちにフラフラ。上下左右を繰り返すだけです。
右に大きく寄れば、今度は左に大きく揺れ、上がったり下がったり、でも先は読めません。
そんな値動きを今後もしばらくは繰り返すような気がします。これといった決定打がないからです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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