かぶとたいぞうです。
最近米国株長期投資に目覚めてこれから株取引をしようと準備している人に聞かれました。
一般口座、特定口座(源泉有り/無し)、NISAの違いと、どれがおすすめかを。
私も最初は迷ったことなので、気持ちがよく分かりました。そして、詳しく説明しても理解しづらいだろうと思いました。
どう答えたか
だから親しい人だったので、最初に結論を言いました。
「NISAは1年につき成長枠240万円分、枠いっぱいまで使う。NISAの枠を越えて買う場合は特定口座を源泉ありにしておいて、特定口座で買う。絶対に一般口座で買ってはならない。私はそうしている」
たぶん間違ってはいないと思います。
ここからは解説
NISAで買った分は、売って利益を得ても、配当をもらっても無税です。使わない手はありません。これは誰でもそう思うはずだし、誰でも理解できると思います。
NISAで損が出た場合は、他の利益と損益合算はできませんが、損を予期して株を買う人はいないと思います。
追記)ただし、NISA で米国株を買う場合は、米国株の配当に対し米国税が10%かかります。その米国税は日本の確定申告では戻ってきません。だから税率が5%の人や無税の人(配当以外にあまり収入のない人)はNISAを使わずに米国株を買い、確定申告で還付金を得たほうが得な場合もあるかもしれませんね(住民税が無税の人や住民税の控除が大きい人など)。
もし、将来米国株を売るようなことがあれば、NISAで買った米国株を売った方がいいです。米国では売却益には税金がかからないからです。
特定口座/一般口座
特定口座を利用すれば、証券会社が損益計算書のようなものを作ってくれます。これを使えば確定申告が楽です。
一般口座だと自分で作らなくてはなりません。私は最初それを知らずに一般口座で株を買って、売買、配当それぞれの損益計算書のようなものを自分で作って税務署に提出しました。大変でした。絶対にやめたほうがいいです。
源泉あり/なし
証券会社に特定口座を申請する時に、源泉徴収の有り無しを選びます。
源泉ありにすれば、株を売った利益や配当から税金を引いてくれます。たいていは引き過ぎなので、確定申告で戻ってきます。
源泉無しにすれば税金は引かれません。だから確定申告して税金を納めなければなりません。納めなければ脱税です。
先に払うか後で払うか
確定申告を前提にすれば、源泉ありは多く引かれて後で還付金として戻る、源泉無しは引かれずに後で申告して税金を納める、その違いだけです。払う税額は同じです。
私は後で納めるより、後で戻ってくるほうが気分的にいいので、源泉ありにしています。
確定申告しないなら
確定申告しないなら、源泉ありで少し多めに取られますが、脱税で逮捕されるよりはいいです。
ちなみに米国株なら売った利益でも配当でも28%くらいの税金が取られますが、たいていの人なら本来10%くらいしか税金はかからないので18%くらいは戻ってきます。
具体的には
仮に年間配当額が100万円なら18万円です。確定申告するべきです。会計事務所にお金を払って頼んでも、必ず差額で得します。
年間配当額が10万円なら18,000円です。確定申告が面倒なら放っておけばいいでしょう。
雑っぱくな説明ですが、この程度の知識、理解があれば、十分に株取引を始められます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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