かぶとたいぞうです。
米国株の配当目標額をあっさり越えてしまいました。理由はもちろん円安です。
ここに、6年前のシミュレーターがあります。自分で表計算で作ったものです。
金額を明示すると所有財産がバレるのでボヤかしますが、私が目標としていた月額平均配当額は、配当だけでどうにか最低限の生活ができる金額でした。それを達成すれば、少ないですが年金と印税もあるので、まぁまぁの生活ができるという目論見でした。
目標達成は2033年
当時の私のシミュレーションでは、その金額を達成するのは、配当を全て再投資しても、2033年のはずでした。今(2024年)から9年後です。だからそれまでは節約生活を続けようと思っておりました。
ところが実際に私がいま月々手にしている配当額は、すでに目標金額を大きく越えています。目標金額の1.5倍に達しているのです。
当時のシミュレーション
当時のシミュレーションを眺めていると懐かしいです。
6年前の私は増配がこんなに大きいとは思いませんでした。しかしそれよりももっと大きかったのは円安の影響です。
円安になるとは思っていたが
当時から私は円安になると思っていたので、1ドル100円前後の頃からせっせとドル預金をし、平均しても1ドル110円くらいでドルを買って、そのドルで米国株を買っています。
しかし、シミュレーションには円安の影響を加味しませんでした。つまり当時の1ドル105円のまま計算しました。
老後の生活資金の目論見はシビアに
老後の生活費のシミュレーションですから皮算用は禁物です。なるべくシビアに、あらゆる楽天的要素を外して、少し少なめくらいに計画するべきだと思っていました。
ところが、やっぱり私の予想通り円は下がりドルは上がったのです。
ドルが1.5倍に上がった
ドルだけでも1.5倍近く上がったのだから、配当も当時の計算の1.5倍近いのは当たり前です。
しかもそのうえ、私の主要株は増配(経営成績が良くて配当を増やすこと)が大きかったので目論見より9年も早く、目標の1.5倍の配当になっちゃったのです。
「なっちゃった」?
計算違いだから「なっちゃった」なんて、さも残念そうな表現ですが、本心はもちろん嬉しいです。こういうのを「嬉しい誤算」と言うのでしょう。
しかし、現実にこうなると夢を見ているような気分です。
株価は見ない
当然、株価も上がりましたが、売らない限り株価なんて幽霊のようなものです。嬉しくも何ともありません。私はよほどのことがない限り、死ぬまで株は売らないですから。
しかし配当は現に毎月もらっているのですから幽霊ではありません。現金です。
私が使っているSBI証券は、住信SBIネット銀行と連携しています。米ドルでもらった配当を即時ネット銀行に送金し、ネット銀行で即時円に替えて、セブンイレブンで即時引き出せば、紛れなく現金なのです。
しかし、ぬか喜びはできない
目標を越える配当を手にして嬉しいですが、ぬか喜びはできません。
日本の物価が恐ろしく上がっているからです。特に老後生活で一番ウェイトが高い食品が驚くほど値上がりしています。これからも上がるでしょう。
それに、いつかは円が再び上がり、ドルが下がるという可能性だって無いとは言えません。
備えあれば憂いなし
若い人なら働けるので状況に応じて稼ぎのいい仕事をすればいいですが、私はもう働けません。
嬉しいは嬉しいですが、今後も油断せず、常に備えて、もう少し配当再投資を続けます。
備えあれば憂いなしです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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