長期投資家は、株価が上がったからといって株を売らない。アパート経営者がアパートを売らないのと同じだ

かぶとたいぞうです。

真のバリュー株長期投資家は、投資した株の配当を目的にしています。

特に私のような老後資金を株で運用している者は、配当で生計を立てています。



保有株が上がっても決して売らない

だから、保有株が上がったからといって、株を売ることはありません。株を売ってしまうと配当が入ってこなくなるからです。

高値で株を売れば、一時的に大金が入ってきます。しかし、その大金を何か他の事業とか投資に使うのなら別ですが、ただ大金を手に入れても意味がありません。そのぶん税金もいっぱい取られて無駄遣いも増えて、資産が目減りするだけです。

老後の生活費

老後生活には、そんな一時的なお金より、長期安定して入ってくる配当のほうが大事なのです。

不動産相場が高騰しても、家賃収入で生計を立てている大家さんがアパートを売らないのと同じです。アパートを売れば家賃が入ってこなくなるからです。



フィリップモリスの株価が上がった話をすると

先日私は、自分の長期保有株であるPMフィリップモリスの株が高騰していることをブログに書きました。

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するとさっそく「ぜったいに売ったほうがいい」と私に勧める人が現れました。

そういうことを言うのはたいてい女性です。

自分が持っている株の銘柄は人に言わないほうがいい

私は無視しましたが、読者の皆さんもお気をつけください。

私はブログを書く必要上、自分の保有銘柄を常に開示していますが、普通の人は保有銘柄を人には言わないほうがいいです。言えば必ず「売ったほうがいい」と言う人が現れるからです。

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売ったら元も子もない

上がれば「売ったほうがいい」と言われ、下がっても「売ったほうがいい」と言われます。

でも売ったら元も子もありません。売って得たお金で、また同じ銘柄を買い戻すという愚行を行うことになってしまいます。買い戻せば手数料分目減りするのです。

高値で売って安く買い戻す?

高値で売って、安くなったら買い戻すと言う人もいますが、それがうまくいくとは限りません。

今から3、4年前に「米国株大暴落説」が流行り、それを信じた多くの個人投資家が株を手放しました。安くなったら買い戻そうと画策した彼らは未だに米国株を買い戻すことができず狼狽えているのです。



皮算用

たしかにフィリップモリスを110ドルで400株売って、80ドルで400株買い戻せば、

30ドル×400株=12,000ドル、140万円の儲けが出ます。

しかしそんな皮算用は実現せず、110ドルで売ってしまったPM株をもう二度と買えなくなり、売ったことを一生後悔する可能性もあるのです。

ロッキード・マーティンを売った私の苦い経験

現に私は米国株をやり始めた当初、ちょっと上がったロッキード・マーティン株を180ドルで売って後悔しました。

その後私は200ドル前後の高値で買い戻し、現在ロッキード・マーティンの株価は380ドルを超えています。

どうして180ドルで売ってしまったのか。本当に悔やみます。



長期投資

日本には長期投資を教える人が少ないので、未だに株は売り買いで儲けるものだと思っている人が多いです。

しかし売り買いをいくら続けても、最終的に儲かるのは証券会社だけです。

真のバリュー株長期投資家は、株価が上がっても下がっても保有株を売りません。

買ったら最後、死ぬまで持ち続けるbuy&holdが基本です。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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“長期投資家は、株価が上がったからといって株を売らない。アパート経営者がアパートを売らないのと同じだ” への2件の返信

  1. かぶとたいぞう様

    私もかぶとたいぞう様のような投資スタイルで貫こうと計画しています。40社超の株式を保有していますが、一社もまだ売っていません。売却は人生の終盤にさしかかってから少しずつ、と考えています。配当が出る限り、ガチホールドしないとかえって損ですよね。かぶと様のような先達がいらっしゃると心強いです。

    • カズヒロ様

      かぶとたいぞうです。
      コメントありがとうございます。
      まったく同感です。
      これからもよろしくお願いします。

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