【米国株】まさに青天の霹靂。黒田総裁のバズーカ砲一発でドルは急落し、米国株は微増する

かぶとたいぞうです。

昨日の昼頃。当ブログをアップデイトし、その後食事をしながら改めて前日の米国株やマーケットデータを眺めていました。

その時です。いきなりドル/円が132円になっていて、自分の目を疑いました。



ドル/円のグラフ

経過をグラフで見ると、日本時間の正午過ぎに一直線に下がっていたのです。

円急上昇ドル下落kabutotai.net

何があったのかと思って日経新聞の電子版を見ました。国内情報、特に政府系情報は日経新聞が早いです。

黒田日銀総裁が路線変更

すると、黒田日銀総裁が金融政策決定会合の後の会見で、従来0.25%程度としてきた長期金利の変動許容幅を0.5%に上げたというのです。実質的な利上げです。

あれほど利上げはしないと言い続けてきた黒田総裁が、利上げを決定したのです。



日本が金融政策を転換したインパクトは大きい

利上げ幅は欧米諸国に比べるとわずかですが、日本が金融政策を転換したというインパクトはとても大きく、一気にドルが急落したのです。

昨日の記事をあげたばかりだったので、記事を書き直そうかとも考えましたが、それよりタイバーツのレートが気になったので、そっちを見ました。

タイバーツ/円のレート

思ったとおりでした。今回はドルが下がったというより円が上がったので、タイバーツに対しても円は上がっていました。

10万円をタイバーツに両替すると、直前まで25,400バーツだったものが、26,000に跳ね上がっていました。さっそく昨日の昼と今朝の2回に分けて10万円ずつ、計20万円をワイズでタイのカシコンバンクに送金しました。これで1,000バーツ(4千円)以上は儲かりました。



1,000バーツ儲かったのは嬉しいが

1,000バーツと言えばタイでは2、3日分の外食費に相当しますから大きいのです。

しかし、よく考えたら、私はそれとは比べ物にならないぐらい大きな金額を失ったのです。私が保有する米国株の日本円換算の時価が一瞬にして何百万円も吹っ飛んだのですから。複雑な気分です。

米国株は少し上がった

黒田ショックで米国株がほんのわずか上がりました。

昨夜の終値の前日比は、NYダウで+0.28%、S&P500は+0.10%、ナスダックは+0.01%でした。しかし、かぶとたいぞうポートフォリオは大きく下がって-0.81%でした。



かぶとたいぞうポートフォリオが下がった理由

他が上がっている時に、私のポートフォリオだけが下がることは今までもしばしばありました。しかし今回の下がりは個別株によるものです。

ゼネラル・ミルズが、まぁまぁ良い四半期決算を発表したにも関わらず-4.58%と大きく下がったのです。インフレが長引けば、たとえコーンフレークでも売上は減るだろうと懸念されているのです。

瀬戸際の米国株

今、米国株は下落トレンドに陥るかどうかの瀬戸際です。米国経済が減速していくと予想する人が多く、本格的な株価下落局面に入るかもしれないギリギリの崖っぷちなのです。

そんな時に日本の金融政策転換という、全く予期せぬニュースが飛び込んできて、みんな慌てているのです。



昨夜は上がったが

円高ドル安は、大抵の米国企業にとってはプラス要素なので、とりあえずは株高となりましたが、今後はどうなるか分かりません。

米国株は、ますます先の読めない相場展開になってきました。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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