かぶとたいぞうです。
今年は米国株が大きく下がりました。上半期だけで、ナスダックは30%、S&P500は20%下がりました。
今後も下がり続けるかもしれません。
米国株の株価暴落
もし下半期も上半期と同様の下がり方をすれば、株価下落率は50%を超える可能性もあります。もしそうなれば「暴落」と呼ばずに何と呼べばいいのでしょう。
そして、今年はそうなる可能性が十分にあるのです。
金融資産半減の恐怖
1000万円のお金を米国株に投じたら、半分の500万円になったという話です。金融資産が半分になるのです。怖い話なのです。
しかし私はそれほど恐れておりません。私のような長期投資家にとって、暴落はそれほど恐ろしいものではないのです。
かぜか。順を追ってご説明します。
下落率は、ピークから大底までの率
リーマンショックの時は、下落率が何%だったとか、今年の下落率は何%だとかと言う時、たいていは一番高かった時から一番低かった時の下落率を指しています。
例えば、ピーク時には1株100ドルまで上った株をピーク時に買って、半値の50ドルまで下がった時に売れば、半分になります。
長期投資家はそんな買い方、売り方をしない
短期投資家にはそんな売買をする人がいるかもしれません。
「上がっているからまだ上がるかもしれないと思って買った。それが半値まで下がったから怖くなって売った」
そんな感じでしょう。
でも長期投資家はそんな売買をしません。安い時に買って長期間保有します。
長期投資家が買う株は、そんなに大きく上がったり下がったりしない
それに長期投資家が買うような銘柄は地味で安定した割安株なので、2倍になったり半値になったりはしません。
今年の上半期の下落率を見ると、前述のようにナスダックは30%も下がっていますが、NYダウの下落率は半分の15%です。
また、同じナスダックでも私が保有するペプシコは、この半年で2〜3%しか下落していません。
ペプシコへの長期投資の例
私のペプシコの平均購入単価は加重平均で126ドルです。過去5〜6年かけて少しずつ買いました。
これが半年前に174ドルまで上がって、半年後の今は170ドルくらいまで下がっただけなのです。
でも、世間ではペプシコが上場しているナスダック市場の平均株価は30%も下落したと騒いでいるのです。
ペプシコはそれほど下がらないし増配している
ペプシコの業績は良く、今期も増配しました。今朝ペプシコの配当を受け取ったのですが、1株4半期配当金は1.075ドルから1.15ドルに7%も増配したのです。
私にとってはありがたいことばかりです。恐れることなど何もありません。
私の持ち株は下がっていない
ペプシコに限らず、私の持ち株は景気に左右されない株ばかりなので、今年上半期の下落率は、ほぼゼロです。むしろペプシコがP&Gと並んでもっとも下落した銘柄の1つで、他は上がっているのです。
おまけに円が下がってくれたおかげでドルが上がり、私の金融資産は何割も膨れ上がりました。
世界恐慌が来ても、私のポートフォリオはビクともしない
もし下半期も上半期同様に株価が下落したとしても、私のポートフォリオはビクともしないと思います。
万が一、1929年の世界恐慌レベルの暴落が起きたとしても、私のポートフォリオ全体の下落率は、せいぜい30%程度だと思います。買った時の値段に戻るだけです。
しかも私は株を売る気がないので、またいつかは回復するでしょう。そしてその間も配当はずっと出続けると思います。
相場と業績は必ずしも連動しない
株が大きく上がったり下がったりするのは相場だからです。相場は気分や人気で決まります。
しかし相場とは無関係に地味な生活関連の会社の業績は上がり続けて配当も増えるのです。
真の長期投資家には大暴騰も大暴落も関係ない
つまり、株の大暴騰も大暴落も、株の短期売買で儲けようとしている人たちには大事件だと思いますが、私達のような真の長期投資家にはまったく関係のないことなのです。
株はいくら下がっても、持ち続ければいつかはまた上がります。10年後かもしれませんし、20年後かもしれません。しかし、その間も配当が出続けるのであれば、そのまま保持します。
真の長期投資家は配当を出し続ける銘柄にしか投資しないので、めったに売る事はないのです。
長期投資家にとっては、株価暴落はそれほど怖くない
だから長期投資家にとっては、株価暴落はそれほど怖くないのです。
むしろ買い足すチャンスとしか思っていません。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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