かぶとたいぞうです。
先週末に大きく下がった米国株の様子を見て、私は「来週も引き続き下がるようなら米国株は底割れの可能性もある」と当ブログで言及しました。
それが現実味を帯びてきたのです。
昨夜の終値
昨夜の終値の先週末比は、NYダウで-0.49%、S&P500は-0.90%、ナスダックは-1.49、かぶとたいぞうポートフォリオだけはかろうじて+0.23%でした。
まだ私が考えているほど大きな下落には至っておりませんが、今週はこれといったイベントも発表もありません。だからこの流れで株価がもっと下がっていくかもしれません。そうなったら、明らかに今までとは違うトレンドに入ります。
発端はパウエル議長
今回の米国株下落の発端は、FOMC終了後のパウエルFRB議長の発言でした。
その前は少し市場が浮かれ気味だったので、きっと厳しく水をさすだろうとは予想していましたが、市場には相当な冷水だったようです。特に米国の最終金利が5%を超えるという示唆、そしてその時期が長引くという見解は多くの市場関係者をヒヤッとさせたと思います。
ドラギ総裁も
翌日には、まるで口裏を合わせたかのようにドラギECB総裁がやはり金利引き上げ継続と量的金融引き締めの長期継続を強調しました。これで(日本を除く)先進欧米諸国は長期金融引き締めムード一色になり、以来株価下落が続いているのです。
NYダウはこれで4営業日続落。この間の下落幅は1300ドルを超えました。
デフェンシブ型のバリュー株は堅調
とはいえ、一部地味なデフェンシブ型のバリュー株は堅調です。現に昨夜も私の持ち株ポートフォリオは微増しています。ペプシコ、ゼネラル・ミルズの両食品メーカーは上がっているし、アッヴィ(医薬品メーカー)も上がっています。
だからすべての株が一気に下がるとは思いませんが、グロース株、ハイテク株、景気敏感株などは、しばらくの間、はっきりと傾向的に下がり続けるかもしれません。
どうせならバリュー株が下がってほしいが
どうせ下がるなら私が持っているような地味なバリュー株が下がってくれれば買い足す好機なのですが、そうはいかないかもしれません。
少し様子を見ましょう。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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