北海道地震ブラックアウトの真相:原因や理由の説明が理解できない

かぶとたいぞうです。

北海道地震が発生して半月が経ちました。あの時どうして北海道全域が停電になったのか。誰の説明を聞いても、どの新聞を読んでも、未だにさっぱり分かりません。



苫東厚真が電気供給の半分を担っていたとしても半分の停電で済んだはず

今回の地震で止まった苫東厚真火力発電所が北海道の電気供給の半分を担っていたらしい。であれば北海道の半分が停電になるなら分かります。どうして全道ブラックアウトなのか。

最近は余震も収まり少し落ち着いてきました。いまさら犯人探しをしたいわけではありません。でも前から疑問に思っていたのです。

世論の大半は、「苫東厚真に集中さていたことが問題」としていますが、私はそんなことを問題にしているのではありません。もっと素朴な質問です。半分の電気を失ったなら停電も半分で済んだのではないか、なぜ全道ブラックアウトなのか。



電気の需要と供給のバランスが崩れたので発電所を止めざるを得なかった?

最初の報道では「電気の需要と供給のバランスが崩れたので発電所を止めざるを得なかった」との説明でした。誰が聞いても理解できません。なぜ止めざるを得ないのか。使う量より発電量が減った。電気が足りない。電気が弱くなる。家の電気製品が止まる、あるいは照明が暗くなる。それだけのことではないか。文系の私にはそのような発想しかありません。

次に「周波数が下がると電気機器が損傷する恐れがある」という説明を聞きました。ははぁ、電気が弱くなったら家電製品が故障して、後で弁償騒ぎになる。周波数が一定以下に下がったエリアは強制的に遮断するのだな、エリア停電を実施するのだな、と理解しました。おそらくこの理解は正しいと思います。

ここまでは理解できたのですが、全道ブラックアウトには結びつきません。



ブラックアウトにいたる説明が、どうしてこんなに分かりづらいのか

報道によると「苫東厚真火力発電所が全て止まったので、連鎖的に他の地域の発電所も止まった」そうなのです。なぜ他の発電所も連鎖的に止まったのか。北海道電力の会見でも各紙の解説でもまったく説明がありません。

「周波数が下がると発電所のタービンのプロペラが損傷する危険性があるので緊急停止した」との説明を発見しました。

周波数が下がるとなぜタービンのプロペラが損傷するのか。タービンは火力によってできた水蒸気で回っているはず。電気で動いているわけではありません。周波数が下がったからといって直ちにタービンの回転が変わるわけではありません。

東北大震災で福島第一原発が爆発した時もそうでした。説明がどうも分からないのです。いくら聞いても分からない時、私は本能的に2つのケースを考えてしまいます。

  1. 説明している本人も基本的な原理原則を理解していない
  2. 何かを隠している

いずれかです。

ブラックアウトの真相、真実、本当の理由、経緯を想像する

もしかしたら、全道の電気の半分を担う苫東厚真火力発電所がダウンし、他の発電所がそれを補うようプログラムされていた。そして、火力を上げてフルスピードでタービンを回した。その後「タービンのプロペラが損傷する危険性」を回避するために(自動的に)緊急停止した。全て私の想像です。こんな想像を私のような素人にさせること自体、各方面の説明が十分ではないからなのです。

私の想像が正しいとしたら、苫東厚真が止まった時に他の発電所が補なう設計ではなく(どうせ全需要の半分を補えないことは明白)、需要の半分にあたるエリアだけを停電にする設計にすればよかったのです。そうすれば残り半分のエリアは苫東厚真以外の発電所の供給により、停電せずに済んだはずです。札幌は特に電気の需要が多い地域です。札幌だけを停電にすれば他の地域は全て助かったのではないでしょうか。それとも地方を犠牲にしてでも札幌を優先するプログラムだったのでしょうか。

北海道電力の会見で「間に合わなかった」という言葉が印象的でした。ほとんどの動作はコンピュータで自動制御されていると思いますから、間に合わなかったのではなく設計が悪かったのだと思います。設計の悪さに気づいて、手動で制御しようとしたら「間に合わなかった」のが真相ではないでしょうか。

今回は震源地から遠く離れた稚内でも網走でも釧路でも停電が起きています。地震の直接の被害がそれほど無かった地域です。そういう地域まで停電になるとは普通に考えておかしいと思いませんか。

「電気はそんな簡単なものではない」という声が聞こえてきそうですが、私は簡単に考えています。

おかしいなぁと思う人が私だけなら別にたいした問題ではないのかもしれませんが。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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