かぶとたいぞうです。
年金だけで老後の生活ができるのだろうか。預金がいくらあれば老後を生き抜くことができるだろうか。老後の心配は考えればきりがありません。
仕事を通じて資産を積み上げ、仕事を止めても資産が利を生み続ければ心配ない
今後、ほとんどの人は老後の不安を解消するために、いつまでも働くことになると思います。最初は65歳までと決めて、その後70歳までがんばろうと思い、やっぱり75歳まで働きたい、と思っていつまでも働いているうちに死んでいきます。老後の楽しみは何もありません。
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老後を楽しく豊かに生きるためには、今やっている仕事、あるいはこれからやろうとしている仕事を次の観点でチェックする必要があります。
- その仕事は資産が積みあがり、仕事をやめても資産が利を生み続けるか
- その仕事は単なる時間の切り売りで、仕事をやめたらそれっきり収入がなくなるか
貯金がいくらあっても老後は不安
ほとんどの人は時間の切り売りの仕事をしています。労働の対価としてお金をもらい、それを貯金する。貯金すれば老後の備えになるので正しい方法のように思えます。でもその発想ではいくら貯金があっても不安は残ります。
仕事をしてとりあえず1千万円貯める。1千万円では足りないかもしれない。がんばって2千万円になるまで仕事をする。2千万円では不安なので3千万円まで仕事をして貯める。いや、3千万円でも不安だ。4千万円になるまで仕事を続ける。
実際、いくら貯金があっても不安です。なぜなら、自分が何歳まで生きるか分からないからです。貯金は使えば減るからです。
5千万円の貯金があっても、毎月20万円ずつ使えば20年ちょっとで無くなります。貯金残高はだんだん減っていく。自分は何歳になったら死ぬのか分からない。精神的にかなりつらいと思います。
仕事を通じて資産がどんどん積み上がる。積み上がった資産が自動的に利益を生み続ける。仕事をしなくなっても少しずつお金が入ってくる。持ち金の元本が減らない。このようでなければ不安は解消されません。
資産が積み上がり、仕事を止めても資産が利を生み続ける2つの方法(例)
- 好きな小説を書いて優れた作品を次々に世に出す。文章能力、技術、知識といった知的資産が積み上がると同時に「作品」自体が資産として積み上がる。評判という資産も積み上がる。それらの資産が印税という利を生み、将来、小説を書かなくなっても印税は入り続ける
- 嫌いな仕事でも我慢して行い、得たお金を米国株に投じる。仕事の資産は積み上がらないが、米国株という資産は積み上がる。米国株は配当を生み、将来、仕事を止めても配当は入り続ける
1番目で例示した仕事ができる人は幸せです。無駄な時間を使わないで資産の積み上げに全力投球できます。仕事で得た経験と知識、技量そのものが資産として自分に蓄積されます。そして、それが新たな資産を生みます。人生に無駄がありません。好きなことをやって資産を築き上げることができる方法です。
小説家を例示しましたが、他にもたくさんの道があります。会社を一生懸命経営して立派な後継者を作り、自分は仕事を止めても創設者オーナーとして利益の一部をもらい続けるという道も同じです。
でも、ほとんどの人は1番目のような仕事ができません。なぜなら、
- 才能が無い
- 才能を磨く時間がない
- それ1本に賭ける度胸が無い
からです。
したがって、嫌いな仕事でも続けながら資産を積み上げるしかありません。それでも
- 仕事をしない人
- 仕事をしても浪費してお金を残せない人
- お金を残しても貯金しか思いつかない人
に比べるとかなりレベルの高い生き方です。積み上げた資産が利を生み続け、将来仕事をしなくなっても困らないからです。老後の人生を楽しめる人です。
中間の道もある。ブログを書くブロガーという道もその一つ
嫌いな仕事でも我慢してやり続け、ブログを少しずつ書いて記事を残します。将来、わずかでも広告収入を得る道を作るのです。上記1の例と2の例の中間の道です。
ブログを書くという仕事を通じて文章能力が蓄積されます。ファンができればファンも資産です。評判も資産になります。ブログ記事も資産として積み上がります。記事という資産が広告収入という利を生みます。優れた内容の記事なら投稿してしばらく経っても読まれ続けます。
本業をしながらブログを書くのであまり時間は使えないかもしれませんが、工夫すればどうにかなります。給料をもらいながらなのでリスクがありません。
小説家ほど本格的ではありませんが、仕事を通じて知的資産を積み上げ、資産が利を生み続ける構造はまったく同じです。
ブログ意外にも似たような道はいくらでもあります。yutubeもそうです。また、ネット上には素人が作品を発表する場もたくさんあります。
- 小説
- 漫画
- ゲーム
- 声など音声作品
- ショートムービー
- 写真や絵画、デザイン
- 楽曲や効果音
- アイコンなどのシステム部品
- スマホアプリやPCプログラム
自分で作ったこれらの作品を投稿したり登録して、何らかの収入を得る道がいくつも用意されています。どの分野を選択するか。大事なポイントは次の通りです。
- 自分の好きな分野であること
- やっていて楽しいこと
- 技術や知識が蓄積されること
- 歳をとってもやれること
- ほんのちょっとでも利益があること
- 自分の資産として残ること
- そのことを止めても利益が出続けること(ここが大事)
そして、できればインターネットなどを通じ、いつでもどこでもできることが望ましいです。
時給1500円の時間の切り売りの仕事より、20時間かかって100円にしかならない仕事のほうが大事なことがあります。その仕事の成果が蓄積されて将来の資産となるならです。今はたいしたお金になりませんが、将来はその資産が利を生み続けてくれます。時間と手間をかけて金の卵を産み続ける鶏を育てるのです。
- 時間の切り売り
- 若さの切り売り
- 体力の切り売り
は、いくら時給が良くても蓄積されません。割り切ってやるならしっかり金を残して米国株などに投資することです。そしてその仕事をやりながらも自分の資産を蓄積できる仕事を模索し続けるといいです。
老後の人生を考える上でどなたかのお役に立てば幸いです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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