かぶとたいぞうです。
昨夜のNYダウ平均は、前日までの流れを受けて続落しました。
終値の前日末比はNYダウが-0.46%、S&P500が-0.30%、ナスダックだけは微増で+0.34%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.61%でした。
6月の米国消費者物価指数と卸売物価指数
一昨日発表された6月の米国消費者物価指数が予想以上に上がっていた件が尾を引いているようです。
また、昨夜新たに発表された6月の米国卸売物価指数も消費者物価指数と同様に予想を超えていました。これでますますFRBが予想以上の利上げに踏み切るのではないかという懸念が強まったようです。
FRBは景気を犠牲にしてでも、物価高に対応する
FRBは景気を犠牲にしてでも、物価高に対応すると明言しています。
一連の流れを受けてドル/円もますます上がり、一時はとうとう139円を突破しました。
本投稿執筆時点では少し落ち着いて138円台後半をキープしていますが、いつ140円を超えてもおかしくない状況です。
1ドル150円、160円と進むのか
このままドルが上がって(円が下がって)、1ドル150円、160円と進んでいくような気がします。
米国のFRBは景気を犠牲にしてでも物価を抑えるために金利を上げる構えです。
日銀は「粘り強く」金融緩和とゼロ金利を継続
いっぽう日銀は物価上昇率が2%になるまで金融緩和をやめないと言っていたのに、2%を超えると今度は一時的な上昇だから金融緩和をやめないと言っています。
日銀はどんなことがあっても「粘り強く」金融緩和とゼロ金利を継続すると言うのです。
ドルが上がって円が下がるのは火を見るより明らか
日米金利差がますます大きくなるのだから、時期や上限は分かりませんが、ドルが上がって円が下がるのは火を見るより明らかです。
思えば私が20歳台の後半から30歳に近い頃、1ドルが140円〜160円ぐらいの時期が長く続きました。その前は常に200円を超えていたので、随分安くなったなぁと思っていました。
カティサーク
輸入洋酒が急に安くなってきた頃です。1本1万円以上したカティサークが7千円で買えるようになりました。ちなみに今は千円ぐらいまで下がりましたが。
私が大学生の頃、初めて米国に渡航した時は240円を超えていたのですから、140円〜160円でも十分安く感じたのです。
その昔は輸入品はすべて高く、「舶来品(はくらいひん)」と呼んで珍重していたのです。
輸入品が安い時代からは、しばらく遠ざかるかも
1ドル140円〜160円ぐらいの時代がまた来るのかもしれませんね。
もう輸入品が安い時代からは、しばらく遠ざかるのかもしれませんね。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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