かぶとたいぞうです。
昨夜の米国株式市場は開始早々ハイテク株、グロース株が反転上昇して、生活関連の地味なバリュー株が軒並み下がりました。
昨夜寝る前には私の保有株は前日比で1%以上下落していました。
私は昨日のブログに「グロース株が下がってバリュー株が上がっていく」と書いた
昨日のブログに「これからはバリュー株の時代」「グロース株やS&P500が下がって、バリュー株が上がっていく」と書いたばかりだったので焦りました。
「下手なことを書かなきゃ良かったな」「グロース株とバリュー株はやっぱりシーソーのように交互に上がり下がりするだけなんだ」と思って反省しながら寝ました。
今朝起きるとバリュー株は回復していた
ところが今朝起きてみると、昨夜あれだけ下がっていたバリュー株がもとに戻っているのです。私の保有株は前日比プラスマイナスゼロになっていました。
「S&P500は前日下がったから反転回復しただけ。バリュー株は前日も上がったのに昨夜は結局下がらなかった。だからやっぱりバリュー株のほうが力強い」と言えないわけではありません。
でもバリュー株だけが良いとは言えない
しかし、昨夜は一瞬といえどバリュー株も大きく下がったし、S&P500も前日の下がり以上に大きく回復したのだから、まだまだ捨てたもんではありません。
なんとも言えませんが、少なくとも言えることだけまとめればこうです。
言えること
米国株式市場全体の活力がまだ衰えていないと言えます。衰えていないどころか底力を感じます。活火山のように常にどこかから蒸気が吹き出て、どこかから噴煙と炎が上がっている感じです。
S&P500も以前と比べると不安定な値動きですが、下がるばっかりではないと言えます。下がれば上がるようです。
バリュー株はハイテク株、グロース株に比べると安定した値動きだと言えます。
それ以外は言えない
それ以外のことは言えません。先のことも分かりません。
あまり株価の動きに法則性を求めずに、有り体に株価を見て「曇りなき眼(まなこ)で見定める」(もののけ姫より)姿勢が大事だとあらためて思いました。
株で大損する人の共通点
今まで株で大損をした人は、必ず株価のグラフから法則性をひねり出し、予測に基づいて投資して失敗しているのです。
株相場は生きているので予想も予測もできないのです。
地震や火山の噴火を予測できないのと同じです。
大事なのは予測ではなく、全方位的な準備と柔軟な対応
予測はどうせはずれます。だから、そんなことに時間を使うのは無駄です。
むしろどんな状況になっても大丈夫なように備えることに時間を使うべきです。
具体的にはリスクヘッジのための分散投資とバランスのとれたポートフォリオの構築、そして、定期的に保有企業の業績をチェックして時折ポートフォリオの組み換えやバランスの調整をすることだと思います。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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