かぶとたいぞうです。
2022年は年明けからNYダウもS&P500も好調で、連日史上最高値を更新しています。
おおかたの予想通り、新型コロナウィルスのオミクロン株はそれほど深刻な脅威ではないことが分かってきたからだと思います。
ドルも予想通り対円で上がっている
ドルも予想通り対円で上がっています。
米国は今年3回は利上げをすると発表しているのに対し、日銀は未だに円安もインフレも歓迎で、金融緩和、ゼロ金利を継続すると言っています。円安は国益とまで言っています。
円が下がってドルが上がるのは当然です。
このまま円安が進むと
どこかで舵を切り替えなければ、このままで行くと日本もトルコと同じように、庶民が安いパンを求めて長蛇の列を作る国になってしまいそうです。
私は既に金融資産の8割を米ドル資産にしていますから、円がいくら下がっても平気です。しかし多くの国民が路頭に迷うのは心配です。
日本の預金金利は上がらない
インフレに伴って日本の預金金利も上がればまだ救われますが、巨額の借金を抱える日本政府が金利を上げるとは思えません。政府の利払いが増大して財政がますます悪化するからです。
円安が輸入品の価格を押し上げ、インフレになっても預金金利は上がらず、庶民は一層消費を控えて景気はますます悪くなっていくかもしれません。
コロナが落ち着けば外国人観光客は増えるかも
でも、コロナが落ち着けば観光が再浮上して景気回復の起爆剤になる可能性もあります。
円安が進めば外国人から見た日本は安売り天国です。インフレで日本の物価が上がっても、外国から見ればまだまだ安いのです。だから外国人が大挙して日本に訪れて、また爆買いしてくれるかもしれません。
観光産業中心に景気回復のシナリオ
もしかしたら日銀も日本政府もそれを見込んで円安を歓迎しているのかもしれません。
そうなると観光産業に従事している人は潤うでしょう。関連業界も潤うかもしれません。不動産、建設建築などの産業にも波及するかもしれません。
観光産業一本は危険
しかし今回のコロナ騒動でみんな分かったと思います。観光だけに頼りすぎるのは危険なことを。
あらゆる産業が衰退して観光産業に頼った今のギリシャやイタリアがコロナ禍でどうなっているのか。
コロナが収束しても似たような新たなウィルスは繰り返し誕生します。
日本は「ものづくり」
やっぱり日本は「ものづくり」を再度強化したほうがいいかもしれません。
最近は中国製の粗悪な製品や危険な食品を嫌って、多少高くても日本製を買う人が増えてきました。
中国のものが日本に入って来なくなる懸念もある
台湾に関わる有事や、米中関係のもつれから中国のものが日本に入って来なくなる懸念もあります。
農業や食品を含めた「ものづくり」回帰に大きなビジネスチャンスがあると私は思います。
私は日本の発展を念じながら米国株と共に生きる
私は現役を退いたのでどの産業にも関わりませんが、日本の経済発展を見守りたいです。
そして日本の発展を念じながらも、私は米国株を買い続けて米国株と共に生きます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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