かぶとたいぞうです。
昨夜の米国株式市場はけっこう下落して取引を終えました。
今頃になって、米連邦準備理事会(FRB)が昨年12月14日〜15日に行なわれた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録要旨を発表して、早期利上げの可能性が示唆されたからです。
米国の利上げは分かっていた
FRBが昨年の開催直後に発表した内容にも、2022年中に3回の利上げを含む金融緩和の早期終了が盛り込まれていました。だから、それほど驚くことではありません。
しかし、利上げの時期が早くても3月以降だろうと思っていた短期投資家などは、利上げ時期が早まるかもしれないと思って反応したのかもしれません。
金融緩和終了と利上げが早まれば
確かに金融緩和終了と利上げが早まれば、株式市場に流れ込むお金は減り、株価が一時的に下がるかもしれません。特にグロース株、ハイテク株などの人気株はそうなるでしょう。
しかし生活関連のメーカー株などをメインで保有する我々長期投資家は、まったく驚きません。
生活関連のメーカー株などは
たとえ金融緩和終了と利上げが早まっても、生活関連の地味な分野のバリュー株はそれほど下がらないと思っているからです。
むしろ先行きのインフレ懸念が強まれば強まるほど、地味な生活関連のメーカーの株は上がるはずです。
ブランド力を持つ生活関連のメーカーは製品を値上げすることによりインフレに対応可能だからです。
昨夜のS&P500、NYダウ、私の所有株の終値
下は昨夜のS&P500、NYダウ、そして私の所有株の終値です。
私の保有株はむしろ上がった
S&P500は1.94%下がり、NYダウも1.07%下がりました。
しかし私の保有株で下がったのはギリアド・サイエンシズ(GILD)、フィリップモリス(PM)、ロッキード・マーティン(LMT)の3つだけで、あとは値上がりしています。
食品メーカー、医薬品メーカー、日用消耗品メーカーは上がっている
食品メーカー、医薬品メーカー、日用消耗品メーカーは昨夜も平然と上がっているのです。
GAFA、グロース株は下がり、バリュー株は上がる
これからもしばらくはGAFAなどに代表されるグロース株やグロース株を多く含むS&P500インデックス関連ファンドなどは不安定な値動きをするかもしれません。
しかし私が保有するような地味で堅実な生活関連バリュー株は、どこ吹く風です。
今まで過度に値上がりしなかったぶん、過度の値下がりもないのです。
もっとも私の狙いは配当だけなので、株価が上がろうと下がろうと関係ありません。株価が下がれば買い増すだけです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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