かぶとたいぞうです。
下のグラフは直近1ヶ月のNYダウの値動きです。
ここ数日間は上がったり下がったりしていますが、傾向としては明らかに下がってきています。
米国株の下がりの原因はオミクロン
主たる原因は新型コロナの変異株「オミクロン」です。
米国のインフレ懸念で利上げ観測が高まったちょうどその時にオミクロンの脅威が持ち上がり、2つの要因が拮抗して株価の乱高下をもたらしました。
オミクロン前はインフレ懸念が株高要因だった
オミクロンの話題が持ち上がる前は、米国のインフレ懸念で米国株が上がっていました。インフレ懸念で米国のテーパリングが早まり、利上げ観測も高まっていました。利上げは株安要因ですが、それよりもインフレ圧力のほうが強かったので、インフレに強い株が上がっていたのです。
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日本円は米国の金利先高観測で対ドルでは下がっていました。
オミクロン登場後は雰囲気が一変
そこにオミクロンが登場しました。
オミクロンにより、せっかく上がってきた米国の景気が下がり、インフレよりもむしろ経済が停滞するのではないかとの懸念から、利上げ観測が遠のきました。その結果円は値を戻し、米国株が下がったのではないかと思います。
拮抗する2つの見方
「オミクロンは大したことはない、むしろ米国のインフレのほうが脅威だ」と思う人はいま米国株を買っています。米国株は上がると思っているからです。
「オミクロンは脅威だ、米国経済は落ち込むかもしれない」と思う人はいま米国株を売っています。米国株は下がると思っているからです。
オミクロン脅威派のほうが多いのだろう
両者は拮抗して米国株の乱高下を生んでいますが、オミクロン脅威派のほうが多いのだと思います。
私はもちろん常に強気です。米国株がもう少し下がれば絶好のチャンスと思って買いまくります。
週末の今夜の値動きが楽しみです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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