かぶとたいぞうです。
この記事は前回の「【毎回書き足し】畑作り、野菜作り、種まきなどに関する自分のための備忘録(土、トマト、ほうれん草、キューリ他)」に引き続き、畑作りに関する自分のための備忘録です。
実験と試行錯誤を繰り返し、新たに得た知識を都度書き足したり修正したりして、どんどん最新版にアップデートしていこうと思います。
今回はコリアンダー、チシャ、バジルの育て方のポイントです。
コリアンダー(パクチー)の育てかた
- コリアンダーの種まきは室内で4月中旬以降に行なう
- コリアンダーの種は丈夫で、3年以上前のものでも発芽する
- コリアンダーの種はテーブルの上で指で押して、少し潰しておく(カチッと音がなる)
- 食品トレーにキッチンペーパーを乗せ、水道水で浸す
- その上にコリアンダーの種を載せ、水を足してしっかり浸水させる
- 霧吹きで新しい水道水を毎日加え、常に浸水する
- 芽が出たらピンセットにとって連結ポットまたは直径9cmポットに浅く植える
コリアンダーは根が出てからの植え替え禁止
- 芽が出た後何日も放置するとキッチンペーパーに根をはってしまい、植えるときに根を痛めるので、芽が出たらなるべく早くポットに植える
- 芽が出た種を1ポットに付き2〜3粒ずつ植える
- 1つの種に付き芽は2つずつ出るので、1ポットに4〜6つの苗ができる
- コリアンダーは互いにもたれて姿勢を保つので、ある程度大きくなるまで間引かない
- 水は毎日あげる
- 高さ5〜6cmになったら畑に定植する(5月中旬)
- 畑は定植の2週間以上前から石灰、肥料を加えて耕しておく
- 畑は10cm以上の高畝にする
- 株間は10cm以上開ける
- 各ポットの中から元気のいい株だけを選んで植える
- 水は雨が降った日を除き、基本的に毎朝たっぷりとあげる
- 追肥は適時、油かすを手で握り、株間に散布してから水勢を弱くして水をまく
コリアンダーは外側の葉から収穫
- 5月下旬〜6月上旬ころ、コリアンダーの株がある程度大きくなり外側の葉が大きくなって倒れかかってきたら、根本から爪で切って試食する
- 以降「かぎちしゃ」同様、外側の葉から少しずる収穫する
- 外側の葉を放置すると固くなるので、毎朝観察して固くなる前に収穫する
- そのうちに真ん中あたりから葉の細い花芽が出てくるので、根本に近いところから採って食べる
- 花芽を放置すると花が咲きコリアンダーの成長が止まってしまうので、種を採る目的がない限り花芽は発見し次第採って食べる
- 種を採るなら、花を放置し枯れるまで待ってから1粒ずつ採取する
チシャの育てかた
- 私はチシャと呼んでいるが、サンチュ、チマサンチュ、かぎちしゃ、かきちしゃ、サラダ菜、などいろいろな呼び方がある
- チシャの種は畑に直接巻いても簡単に育つが、早い時期から収穫したいなら、家の中で連結ポットに種をまく。早い時期は虫も少ないので都合がいい
- 連結ポットに培養土を入れ、1ポットに付き3〜4粒ずつ種をまき、霧吹きで毎日水をやる
- チシャは出芽も早いし成長も早い
- 小さい芽は間引いて、1ポット1株にする
- 隣のポットのチシャと葉が重なってきたら畑に定植する。
- 畑は定植の2週間以上前から石灰、肥料を加えて耕しておく
- 畑は10cm以上の高畝にする
- 株間は10cm以上開ける
- 水は毎朝たっぷりとやる
チシャも外側の葉から収穫
- ある程度大きくなったら外側の葉から順番に摘み取って収穫する。
- 特に最初の頃は葉のできる位置が低いので、外側の葉は早めに採らないと土がつく
- かと言って採りすぎると死んでしまうので、常に2〜3葉は残す
- 追肥は要らなと思うが、葉の緑が薄くなってきたら油かすを葉の上から軽く散布して強い水勢で葉を洗うように散水する。または液肥を水で薄めて散布してから同様に葉を洗うように散水する
- チシャの株は次第に高くなっていき、霜が降りる頃まで採れる
バジルの育てかた
- バジルは暖かくならないと発芽しないので、慌てずに6月上旬ころに種をまけばいい
- バジルの種はコリアンダー同様、食品トレーにキッチンペーパーを濡らして発芽させてからポットや鉢に植えてもいいし、ポットに培養土を入れて種をまいてもいい
- バジルの種は常に湿っていて、常時20℃以上、かつ明るい日差しのもとで発芽するので、土を被せないほうがいい
- 発芽するまでは水は霧吹きで常に加える
バジルは水はけが悪いと根腐れする
- 発芽したあとは、毎朝水をあげるが、水はけが悪いと根腐れする。だから、我が家のような粘土質の畑で育てるなら、水やりは2日に1回でいい
- バジルは日当たりのいい場所でなければ育たないと書いてある記事を見かけるが、1日のうち数時間でも陽のあたる場所なら十分育つ。また、樹の下などの木漏れ日でもよく育つ
バジルはいくらでも増える
- バジルの本葉が出たら、本葉のすぐ上、あるいはもう一段上で中心の茎を摘心すると両側から脇芽が出る
- その脇芽も摘心すれば2段階目の脇芽が出る。以降2の累乗でいくらでも増える
- 摘心した茎を土に挿せばそのうちに根が生えて株が増える
- このようにバジルは土さえ良ければいくらでも増える
- しかしバジルは最初のうちだけ面白がって増やしたり食べたりするが、飽きてくるとそれほど食べなくなるので、数株あれば十分
バジルは一番上の葉から収穫する
- バジルの葉は下からとか外側から収穫するのではなく、先っぽを摘心して収穫する(更に脇芽が出て増える)
- 採れすぎたバジルの葉はミキサーで砕いてオリーブオイルと塩を加えてジェノベーゼにして冷凍する
- バジルはホームセンターで苗を買って育てたほうが安くつくが、培養土がどこの土か分からないため、自分で種から育てる
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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