かぶとたいぞうです。
人は人の集まるところに好んで行くようです。
花見、村祭りや神宮祭、夏の混雑した海水浴場やプール、七夕祭りに夏祭り、盆踊り、秋祭り、その他飲食イベント、年末の市場やデパ地下、正月の初詣。
人はあえて人混みに向かう
海やプールでは「これじゃ芋洗いだ」と言い、人の集まる行事では「足の踏み場もない」と言いながら、けっこう楽しそうなのです。
ニコニコ笑っているのです。
私は人混みは苦手だ
私は人で混雑した場所へ行くと気分が悪くなったり嫌な気持ちになるので行きません。
車で行けば渋滞にハマり、駐車場に車を入れるだけで1時間もかかるのは私にとっては拷問にも等しいです。
電車やバスで行くにしても満員のすし詰め。頭がクラクラして吐きそうになります。
でも多くの人は人混みが好きだ
ところが多くの人は人混みが好きなのです。それが証拠に
「人で人で、大変だ」と言いながら笑っているのです。楽しそうなのです。
柳田國男氏「祭りは出会いの場」
民俗学者の柳田國男さん(柳田邦男さんではありません)の昔の本の中に、東北の夏祭りのことが書かれています。
東北では農業の閑散期に夏祭りや盆踊りを盛大にやるのですが、それは若い男女にとって年に一度の「出会いの場」だったらしいのです。
祭りの夜
祭りの日には若い男も女も、おじさんもおばさんも、老人も、大勢の人が仕事を休んで遠くから町にやってきます。特に若い男女はワクワクして集まってきます。町のお祭り会場は人でごった返しです。
夜に入り祭りはピークに登り詰めます。大勢の男と女が浴衣をはだけて踊ったり、最後にはピョンピョン飛び跳ねます。
闇を照らす提灯にかがり火。太鼓。火の粉。そして花火。男も女も否応なしに盛り上がります。
祭りの踊り、女の掛け声、そして恋に落ちる
女が踊りながら掛け声をかけます。その掛け声は昔の言い回しなので現代人には理解が難しいのですが、柳田國男氏によれば
「今宵、もうどうにでもしてくれ〜」
みたいな意味の掛け声らしいのです。
まつりの晩、多くの男女が出会い、恋に落ちます。そして文字通り「野合」して子供を授かるのです。
それは自然の事であり人間の本能なのです。
若者は出会いたいし恋をしたい
私も若い頃は人が大勢集まるところが好きでした。ワクワクしました。しかし今は人混みが嫌いです。もうすでに本能的好奇心が衰えた老人なのでしょう。
でも若者は違います。
本当は初詣でも成人式でも行きたいのです。
人が多く集まれば集まるほど、女は着飾って化粧をして、男は格好をつけてイソイソと、ワクワクして出かけるのです。
若者が出歩きたいのは本能なので、それを押さえるのは忍びないです。
じじい、ばばあ、オジサン、オバサンこそ自粛せよ
若者に自粛を強く求めるのはコクな気がします。可愛そうです。年寄やオバサンこそしっかり自粛するべきです。
もちろん若者にも出歩いてはほしくないですが、上から目線で言うことではなく、お願い口調で言うべきことだと思います。
若者に我慢させるのはむごい
今の日本は年金でも健康保険でも税金でも、あらゆる方面で若者に将来の負担を背負わせています。年寄やオバサンたちの命を守るためにこれ以上若者に我慢をさせるのはむごい気がします。
それなのに、まるで若者がうろつきまわっているから感染が増えているような物言いです。
若者がなぜ出歩きたいのか、その本能的な理由を理解した上で、自粛をお願いせざるを得ないことを申し訳なく思いながら若者に対してものを言うべきだと思います。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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