かぶとたいぞうです。
ウォーレン・バフェット氏が日本の商社の株を買ったことが大変な話題になっています。
株の神様、世界の大富豪バフェット氏が日本の商社5社の株をまとめ買い
株の神様、世界の大富豪と呼ばれるバフェット氏がどうして今、日本の株を、しかも大手商社の株を5社まとめ買いしたのか。巷ではさまざまな憶測が飛び交っています。
「バフェットはバブル状態の米国株を見放したのだ」
「バフェットの真の狙いはコモディティだ」
これからは日本株の時代!?
「米国ではコロナが猛威を振るい経済の回復に時間がかかる。それに対して日本はそれほど被害がなく、立ち直るのが早いとバフェットは見ている」
「これからは日本株の時代だ」
などなどです。
バフェット氏は単に割安だったから日本の商社株を買った
しかし私は単に日本の株、特に日本の商社株が割安だからバフェット氏は買ったのだと思います。
バフェット氏はここ1年くらいの間、けっこう株を売りました。黙って現金を抱えていても仕方ありません。そこで誰も注目していない安全で割安な株を探していたのだと思います。その結果、日本の商社株がターゲットになったのだと思います。
バフェット氏は1年前から日本の商社株を買っていた
バフェット氏は1年ぐらい前からそれら商社の株を買い始めていたと言うので、コロナは関係ないと思います。
バフェット氏が買っていたことが公表されたのでそれら商社の株は一気に値上がりしましたが、値上がりする前のPBR(株価純資産倍率)は1倍前後あるいはそれ以下だったのです。
つまり会社を解散して資産を株主に分配しても株主が損をしない程度まで株価が下がっていたのです。
日本の商社はバフェット氏にとってバリュー投資の格好のターゲット
日本の商社の株は優良なのに不人気で割安株だったのです。誰も目をつけていなかったのです。まさにバリュー投資の格好のターゲットです。
私は商社にはまったく興味がありません。しかし私も最近は米国株が高すぎて買い場が見つからず、いきおい日本たばこ産業(JT)を買い増そうかなと考えていました。米国株に比べて、日本の株はそれほど割安というか人気がないのです。
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優良で割安な株を買って運用するのがバリュー投資の真髄、王道
地味だけど優良で割安な株を買って運用するのがバリュー投資の真髄です。バフェット氏はバリュー投資の王道を進んでいるだけであり、何も突飛なことをやり始めたわけではないと思います。
日本の商社は多国籍企業です。資産も持っており簡単には潰れません。しかし地味で不人気だったのでバフェット氏の見立てでは相当に割安だったのだと思います。
私もグレアム流のバリュー投資派
私もグレアム流のバリュー投資派ですが、私は自分の興味のない分野、理解できないビジネスには手を出しません。よって商社は買いません。
しかし今回の出来事によって、日本株に割安株があることをバフェット氏に教えられたような気がします。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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