【アポ電】高齢者を狙った詐欺の手口と被害に合わないための方法

かぶとたいぞうです。

高齢者を狙った詐欺や強盗が増えており、手口も巧妙化してきています。連日テレビ・新聞をにぎわしている「アポ電」詐欺、強盗も増えています。気をつけましょう。

それら詐欺・強盗にあう高齢者があとを絶ちませんが、ほんのちょっとしたことにさえ気をつければ防ぐことができます。今日は詐欺や強盗にあわないための習慣と心構えについてお伝えします。





巧妙化する「アポ電」詐欺、強盗

報道によると、先日こんな事件があったようです。

  1. 息子を装った男(以降犯人と呼ぶ)から1人暮らしの高齢者(以降被害者と呼ぶ)宅に「ミカンを送る」と電話がかかってきた。
  2. それから数日後、犯人から「会社の金に手を付けて株で損をしてしまった。どうしよう。現金が必要だ、なんとかならないか」と相談の電話がきた。被害者は現金を用意した。
  3. 宅配業者を装った犯人から「お届け物を配達中ですが、住所が読みづらい」という電話がかかってきた。被害者は(息子からのミカンだろうと思って)自宅の住所を詳細に教えた。
  4. その夜、犯人は宅配業者を装って被害者宅に押し入り現金を奪って逃走した。

もしあなたが似たような手口に遭遇したら、被害にあわずに済む自信があるでしょうか。

「アポ電」詐欺にあわないための対策

「アポ電」とは、もともとはアポイント(会う約束)を取りつけるための電話のことです。営業マンなどは見込み客に電話をして訪問の約束を取り付けますが、これを「アポをとる」と言います。

これが転じて詐欺用語では、あらかじめターゲットに電話をして、相手の情報を引き出したり、相手の警戒心の甘さをチェックしたり、安心させるための布石を打つことを意味します。

また、「アポ電」専門班が次々にターゲットに電話をして、カモになりやすい老人をリストアップしてランク分けし、実行班に手渡すというプロセスもあるようです。

以下は数年前、私の母親が実際に体験した話です。

警察官と名乗る人物から電話がきて、「お孫さんが事故にあった。命に別条は無いが至急親に連絡したい。自宅に電話をしたが留守で、お父さんの携帯電話も出ない。そこで、おばぁちゃんであるあなたに電話をした」と言われたそうです。

驚いた母はうかつにもその人物に私の家の電話番号、私の携帯電話の電話番号、孫の名前など、(確認のために)すべて話してしまったようです。

そしてしばらくしてから心配になって私の携帯電話に電話をしてきました。「○○(孫の名)はだいじょうぶか」と。自分が騙されかけている事にはまったく気づいていません。

ことの一部始終を聞いた私は「アポ電」だとすぐに分かり、警察署に相談をしました。そして母宅に行ってもらいました。私がいくら説明しても母は騙されかけていることに気づかず、「だって、札幌北警察署だって言っていたよ。お前の家の電話番号も知っていたよ」と答えたからです。私の家の電話番号は犯人が私の母から巧妙に聞き出したのです。

制服の警察官がパトカーに乗って何人も母宅を訪ねました。母は警察官の話を聞いて、やっと電話が噓の電話だったことを知りました。同時に(遠くで母宅を観察していたかもしれない)犯人グループは警戒して、母宅にはそれっきり電話をしてきませんでした。

このようなケースの場合、「アポ電」班はターゲットの警戒心の甘さをチェックしてランク分けしているのですが、Aランク(いちばん騙しやすい)に選定される高齢者はおそらく、

  • 孫や子供の話題になると慌てて動揺する
  • 住所や電話番号、家族構成など、なんでも話してしまう

タイプの人だと思います。私の母はまちがいなくAランクにリストアップされたに違いありません。そして普通なら実行班に渡されるところを警察の介入によりリストから逃れることができたのではないでしょうか。



アポ電の抜本的な対策は電話を解約すること

アポ電詐欺、オレオレ詐欺、振り込め詐欺などはすべて一般の加入電話が使われます。電話は不特定多数の人からかかってきて、相手が誰だかわかりません。非常に危険です。電話さえ使わなければ、これらの詐欺から身を守ることができます。

これらの詐欺にひっかりたくないなら、電話の使用をやめることです。電話の契約を直ちに解除することです。そうすればもうアポ電はかかってきません。

電話なしでどのようにコミュニケーションをとるのか。全てSNSにするのです。LINE、FBメッセンジャー、スカイプなどです。これらなら(だれとでもすぐ友達になる人は危ないですが)少しは大丈夫です。

でも高齢者はスマホを使えません。新しいことを覚えるのに抵抗があります。だから狙われるのです。

いま、このブログを読んでいるあなたはPCかスマホを使っている人なので心配はありません。問題は電話しか使えない老人です。あなたのお母さんです。

お母さんにスマホを買ってあげて、LINEの使い方だけ懇切丁寧に教えてあげてください。それが一番の解決方法です。そして以降の連絡は全てラインで行なってください。

お母さんもあなたも面倒でしょうが、詐欺にあったらもっと面倒なことになります。

電話番号を付けるなら090です。データ通信専用のSIMにして電話を使わないようにする手もあります。どうしても不便ならIP電話アプリを後で追加すればいいです。ただし発信のみ。着信は全て無視です。

どうしても電話を使うなら気をつける5か条

どうしても自宅の加入電話を手放せないのであれば、せめて次に挙げることを守るよう、強くお母さんに言ってあげてください。

  1. 詐欺被害の源泉はターゲットリストに乗ること。いろいろな店の会員になってはならない。ポイントをためない。会員登録をしない。ちょっとしたオマケ、抽選、料理1品、などのために個人情報を売ってはならない。運営している会社はまじめでも従業員がリストを持ち出してリスト会社に売る。特に電話番号、住所、家族構成などは絶対に書いてはならない。
  2. どうしても電話番号を書くなら携帯電話(090)のほうを書く。携帯電話が無いなら書かない。詐欺集団は090はコストが高いので嫌がる。
  3. 「オレ」とか「ワタシ」と名乗る習慣を親子間で無くす。「オレ」とか「ワタシ」と名乗る相手の電話には必ず「誰?」と聞き返す。それでも「オレ」とか「ワタシ」と言われたら電話を必ず切る。
  4. 電話で警察官や銀行員、税務署、役所の職員と名乗る人を絶対に信じてはならない。どうしても話すことがあるなら、相手の氏名、所属部署を聞いて(電話番号は聞かずに)その役所などの電話番号を電話帳などで調べてこちらから電話をかけなおす。
  5. もしアポ電がすでにかかってきているのなら、今の電話番号を変えて、その後電話番号は家族と本当に知らせる必要のある人にしか教えない。公的な連絡は郵送されるので、電話番号をいろいろなところに知らせる必要はない。

不特定多数の人からかかってくる電話というものを使わないようにすれば、このような種類の詐欺はほとんど解決します。SNSなら相手がある程度特定できます。

しかし、SNSも不特定多数の人と「友達」になったら意味がありません。

よくFBの「友人」が何千人もいる人がいますが、私はそういう人との交流はなるべくしないようにしています。本当の友達が何千人もいるわけがありません、友人リクエストを無条件で承認しているだけだと思います。

そういう人を経由して会ったことも無い「友人」を増やせば、悪意のある人からのアプローチも必ず増えます。それでは電話の使用をやめた意味がありません。

ちなみに、警察や消防に緊急連絡する場合は、一般加入電話または090など携帯電話の番号が必要です。050やLINEでは警察や消防に電話をかけられません。

いざと言う時に救急車を呼ばなければならない場合は、固定電話を発信専用に使うか、やはり090など携帯番号を持っておく必要があります。ここがネックですね。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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