ウォーレン・バフェットの売買手法と現金比率から米国株買い時のタイミングを考える

かぶとたいぞうです。

株の世界では誰でも知っている著名投資家ウォーレン・バフェット。師匠のベンジャミン・グレアム同様「株は安い時に買って高い時に売る」ことを基本にしています。





バフェットは安い時に買って高い時に売る

多くの素人投資家(あるいは投機家)は「高い時に買って安い時に売る」ことにより損をします。

素人投資家は、株が上がっている時に「みんなも買っている」、「もっと上がるかもしれない」と思って手を出します。そして下がってくると「みんなも売っている」、「もっと下がるかもしれない」と恐ろしくなって売るのです。

高い時に買って安い時に売れば損をするに決まっています。

いっぽう、バフェットもグレアムも株が安くなると大量に買い、高くなると売り抜けるのです。

グレアム氏は名著「賢明なる投資家」の中で次のように言っています。

「投資家とは、自分の持ち株を高値の時に、愚かで哀れな投機家(注:投資家ではない)に売り、株価が下落したところで彼らから買い戻すという、経験豊かで機敏な人々だと定義できるかもしれない」

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バフェットの現金比率(キャッシュ・ボジション)

バフェットは株価が高くなって、もうそろそろピークだと思うと株の一部を売って現金を作ります。利益を出すのと同時に、次の買い時(=下がった時)の資金を作るためです。

だからバフェットの現金比率(総資産の中の現金の比率)を見ていると、バフェットが今の株価をどう見ているのか、今後どうなると思っているのかを類推することができます。

現在、バフェットは現金比率を増やしています。つまり株を売って、次の下落時の軍資金を確保しているのです。

バフェットは恐らく「今の株価はピークに近い、今後は下がるだろう」と思っているに違いありません。

バフェットがいつも正しいとは限りませんが、少なくとも自分より多くの時間とエネルギーと金をかけて研究している人の行動は参考にする価値があります。



バフェットの現金ポジションを参考にして買うタイミングを考える

私は株を一度買ったら死ぬまで保持し続けるバイ&ホールドなので、売ったり買ったりはしません。

以前は売り買いをしていました。

ある時、確定申告のために前年1年間の売り買いの損益を計算して一覧表を作りました。すると少しは儲けていたはずだったのに、厳密に計算したら手数料のぶん損をしていた事が分かりました。

ショックでした。儲かっていると思ったら損をしていたのですから。素人がひんぱんな売り買いで益を出すのは至難のわざです。

バフェットくらい本気でやっている人なら別ですが、そうでない人は売り買いはあまりしないほうが賢明です。

私はバフェットのまねをして株価のピーク時に持ち株を売って次の買い時の軍資金を得ることまではしません。でも、いま買うべきなのか、もう少し待ったほうが安く買えるのか、を占う参考にはできます。

バフェットが現金を増やしている今は、少し様子を見る時かもしれません。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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