かぶとたいぞうです。
どうも私は金持ちに見られてしまって困ります。本当はそれほどお金を持っていないし、老後のことを考えると、お金をなるべく使いたくないのです。それなのに、お金持ちだと思われて、お金持ち扱いされます。お金持ち扱いされるとお金を使わないわけにはいきません。困ったものです。
自分がモテているのではなく、カネがモテている
昔は確かに稼ぎが良かったし、お金もうんと使いました。その時の雰囲気が今でも残っているのでしょうか。
飲みに行っても高い酒をすすめられ、おごらされます。買い物に行けば一番高いものをすすめられます。レストランなどでも応対が良く、いい席に案内されます。気分はいいのですが、金がかかるのは嫌です。
カモにされているのでしょうか。
若い頃はそれで気分が良くなっちゃって金をよく使いました。金をよく使うからよくモテました。
でもそれって自分自身がモテているのではなく、お金がモテているんですよね。
そんなことに気づいてから、お金でモテることが嫌になりました。自分の人間性が好かれていないから、カネだけが好かれているんだ、くらいに思うようになりました。嫌なやつだから、せめて金だけでもぶん取ってやろう、と思われているのかもしれない、と思うようになりました。
お金持ちに見られる原因
10年ぐらい前に友人に聞いたことがあります。「私はどうして金持ちに見られちゃうんだろうか」と。メガネとか時計とか車が高価だからと言われました。
以来、メガネをはずしました。レーシック手術をしたのでメガネは不要になったのです。時計もそれ以来したことがありません。スマホをいつも持っているので時計も要らなくなりました。服装も持ち物もブランドものは一切避けました。車も人に見られないよう、なるべく使わなくなりました。家の話や職業の話、学歴の話なども全て避けました。
金が無いフリをすればするほど金持ちに見られる
それでもやっぱりお金持ちに思われて、いつも金持ち対応をされてしまいます。一生懸命、金が無いフリをするのですが、ぜんぜん効き目がありません。
札幌にいると、昔の私を知っている人が多いからそうなるのかとも思いましたが、東京でも、ここタイのチェンマイでも金持ちに見られてしまいます。タイではいつも短パンにTシャツ一枚ですよ。どうして金持ちに見えるんでしょうか。本当に困ります。
金が無いフリをすればするほど金持ちに見られるのかもしれません。
カネを持っているフリをしても素人しか騙せない
世の中には逆の努力をしている人がいます。つまり、一生懸命、服装や持ち物をブランド品で固めて、身の上を脚色して、無理して高級車に乗ったり、高い店に出入りして自分をお金持ちに見られるよう必死に努力している人です。
人を騙そう、欺こうとする人のやることです。そんなことでは真の友人、真の恋人はできません。メッキはすぐに剥がれ落ちます。騙されるのは、逆に相手を騙そうとしている人だけです。
若い頃は誰にでも、自分を高く見せたいという願望が多少はあるので、しかたありません。しかし、年をとるとそれがアダになります。
老後をしなやかに、したたかに生きるには金持ちに見られないようにする
老後を「しなやかに」、「したたかに」生きるには、お金持ちに見られないようにしなければなりません。おごるより、おごられるくらいにならなければなりません。
私は、お金が無くても、いろいろな人と付き合ってもらえるような人間になりたいです。おごらなくても、若い人から「一緒に酒を飲みたい」と言ってもらえるような人になりたいです。
でも、私はまだまだ修行不足です。まだ金持ちに見られるし、まだ金に頼った人間関係が多いです。
お金が無くてもモテる人間
お金が無くてもモテる人間になるのが私の目標です。
今後はこの目標に向け、ひたすら精進します。
これは私の個人的な目標ですが、読んで頂いた方のなんらかのヒントになれば望外の喜びです。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
- 逆転発想の老後対策:チェンマイで1ヶ月3万円の生活
- チェンマイのサービスアパートメント:大公開!私の部屋の家賃と生活費
- 老後生活費の不安解消:資産・資金が利を生み続ける2つの方法
- 消費税引き上げ10%、対抗手段、増税対策
- お金の貯め方「金持ちはケチ」
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
道を求める者は世俗を離れ、ひとり山中に身をひそめて自分との対話を楽しむ。たまの話し相手は古典 -
【徒然草】やっぱりたまに徒然草を読んだほうがいい。吉田兼好の思考は老後生活のヒントになる -
断捨離が流行っているけど、何でも捨てればいいというものではない。捨てて失敗したものもある -
「足ることを知る」とは「現状に満足する」という意味ではない。むしろ、まったく逆の意味 -
【敬老の日】高齢者の4人に1人が働く日本。うち65歳から69歳の就業率は52%。早期リタイアの私は少数派
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報