かぶとたいぞうです。
株式の配当再投資で元本も配当もどんどん増えていく楽しさは、やったことのある人でないと分かりません。
こんなことならもっと若い頃から米国株長期投資を始めていれば良かったと私は思います。
長期投資と配当再投資
でも若い頃は大いに稼ぎ大いに使うことしか知らず、長期投資の素晴らしさを教えてくれる先輩もいませんでした。
私は今、米国株で得た配当をなるべく使わず、少しでも多く残し、残ったお金は全て米国株に再投資しています。
日々節約して配当を使わずに残して再投資する
日々節約して100円でも10円でもケチる私が、惜しげなく毎月10万円くらいは再投資しています。
配当でもらった10万円を再投資して、毎月の配当がいったいいくら増えるのか。税引き後でたったの150円から200円くらいです。
おかしい?
10円をケチる私が10万円も投じて、その結果、毎月たったの150円を増やしているのです。
おかしいでしょう。
でも毎月150円づつ増えれば、1年後には毎月1800円ずつ増えます。そんなことを3年も続けたら、毎月5400円も増えるのです。
投じるお金は大きいが
投じたお金は10万円×12ヶ月×3年ですから360万円です。360万円もあればずいぶん贅沢もできるでしょう。
でももともと配当でもらったお金です。預貯金だったら金利はほとんどつきません。最初から無かったと思って再投資して、老後の生活費が毎月5400円増えるほうがいいのではないでしょうか。
実は
本当のことを言うと、実際に増えるのは毎月5400円ではありません。
再投資して株数が増えたぶん、配当が少しづつ多くなるので、再投資できる金額は10万円ではなく、10万1000円、10万2000円と増えていくのです。複利計算です。
また、私が持っているような米国の優良企業なら、利益が毎年増え、配当も毎年増やしてくれます。増配です。実はこれのほうが大きくて一気に5%も増えることもしばしばです。
毎月2万円くらいは増える
だから私の持ち株の過去の実績をもとにシミュレーションすると、3年後には毎月2万円くらいは増えるのです。
歳をとってから毎月の生活資金が2万円も増えるなんて嬉しいじゃありませんか。
預貯金、年金、長期投資の配当
預金なら少しずつおろして残高が減り心配になるでしょう。年金も少しずつ目減りしていくはずです。現役世代が減っているのですから年寄ばかりがもらえるはずがありません。名目支給額が減らなくても、なんだかんだと天引きが増え、手元に残る実際の受給額は減るでしょう。
米国株長期投資で配当再投資を地味に怠らずにすれば、毎月ほんの僅かですが配当が増え、塵も積もれば山となり、たった3年で月々の配当が2万円も増えるのです。更に言うと、NISAを使ったり確定申告で還付金をもらえば、実際のもらいはもっと増えます。
若い人ほど有利
私は歳をとってから始めたので、あと3年くらいしか配当再投資ができませんが、もっと若い人で10年も配当再投資をすれば、老後にもらう10年か20年分の配当で最初の元本を全て取り戻せます。
それ以降、株を売らなければ死ぬまで配当がもらえるのだから、年金よりずっと効率がいいです。
日本の年金だって米国株で運用しているのだから当然と言えば当然です。
応用編
この考えの応用で、今から毎月10万円ずつ積立投資して、ある程度株数が増えて配当が増えたら、積立投資+配当再投資をする方法もあります。
10年も続けたらびっくりするくらいの金額になりますよ。元本も月々の配当も。
投資するまとまったお金がなく、月々の収入がある若い人におすすめです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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