【米国株長期投資】大きく儲けようとすると失敗する率が高くなる。儲けが少なくとも確実な方法をすすめる

かぶとたいぞうです。

ウォーレン・バフェット氏の師匠でもあるベンジャミン・グレアム氏が言う「賢明なる投資家」とは何か。

ベンジャミン・グレアム氏:kabutotai.net

一言でいうと、儲けは少なくても、優良企業への堅実な投資でしっかりと配当を稼ぐことなのです。



賢明なる投資家

潰れない会社、利益をしっかり出している会社だけを厳選し、投資利回りが2%、3%でもしっかりと長期保有し、得た配当をできるだけ再投資するのです。

最初は、投資利回りが2%、3%でも、増配と配当再投資の複利効果で10年後、20年後には投資利回りが5%、10%と伸びる可能性を理解し信じることなのです。そういうことができる人が「賢明なる投資家」なのです。

若い人にこそおすすめ

配当再投資の複利効果は時間がかかるので、堅実な長期投資は若い人にこそおすすめです。しかし若い人ほど速攻で儲けようとして長期投資をしません。

株の売買は、うまくいけばうんと儲かります。株価が20%上がったら売り、売ったお金でまた株を買い、20%上がったらまた売る。これを繰り返せば、1年で元金が2倍にもなるかもしれません。



ギャンブル

しかし株が上がるか下がるかは誰にも分かりませんから、完全なギャンブルです。元金が2倍になるかもしれませんが、元金をほとんどすべて失うかもしれません。

そんなことは誰でも分かっているはずなのに、なぜそんなギャンブルをやるのか。

きっと苦労せずに幸運な大儲けをしたいからなのでしょう。

宝くじ

日本でも、ここタイでも、宝くじを買う人がたくさんいます。一攫千金が欲しいのです。

本当は大きく儲けようとすればするほど失敗する率が高いのですが、お金のない人、能力のない人はギャンブルに走るのです。昔も今も、東洋も西洋も同じです。



ギャンブルで長期投資の元金を作る?

長期投資をするにも元金が必要ですから、手っ取り早くギャンブルで元金を作ってから長期投資をする手もあるのかもしれません。

しかしギャンブルで得た元金はまたギャンブルに使って無くすのが世の常です。

ギャンブルは一切やらないこと

一度ギャンブルで儲かった人は地味な長期投資なんてバカバカしくてやってられないと思うからです。

だから「賢明なる投資家」を目指すなら、最初から最後まで、ギャンブルは一切やらないことです。



勤労所得を地味に積み立てる

勤労で得たわずかばかりのお金の中から毎月数万円づつ堅実な株に投資し、それを数年続けてようやく100万円とか200万円にするのです。

そこからさらに株の買い足しと配当再投資で株数を増やし、10年後、20年後には持株の時価総額が数千万円になっても決して売らずに配当再投資を続けるのです。

そして老後は配当で暮らすのです。

今後は宝くじを一切買わないこと

どうですか。できそうですか。儲けは少ないけど、ほぼ確実に儲かる方法です。おすすめします。

本気でやるつもりなら、今後は宝くじを一切買わないこと。夢を買ってはなりません。

競馬もパチンコもやらないことです。儲かる投資話はすべて断り、FXや仮想通貨、商品先物、株の売買も一切しないことです。

つまり世の中の「儲かる話」「夢のような話」をすべて排除することからはじめるべきなのです。



あなたも「賢明なる投資家」になれる

そして贅沢や見栄も排除し、日頃の生活も質素にし、使えるお金をすべて地味な米国株に積極投資すれば、あなたも「賢明なる投資家」になれるかもしれません。

健闘を祈ります。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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