かぶとたいぞうです。
週明けの昨夜の米国株は、全面的に上がりました。
終値の先週末比は、NYダウで+1.58%、S&P500は+1.43%、ナスダックは+1.26%、かぶとたいぞうポートフォリオは+0.94%でした。
昨夜米国株が大きく上がった理由は、おそらく2つの期待によるものでしょう。
CPI鈍化への期待
一つは、今夜遅く(12/13)に発表されるCPI(米消費者物価指数)の鈍化への期待です。先行して発表されたPPI(生産者/卸売物価指数)はやや高めでしたが、CPIのほうは下がると期待されているようです。
物価指数の上昇が落ち着けば、インフレが鈍化したということでインフレ対策の利上げや量的金融引き締めも少しずつゆるくなります。
FOMCで利上げ0.50%の期待
そしてもう一つは、今夜から明日の夜にかけて開催される(12/13~14)FOMCで、利上げ幅が0.50%に下がることへの期待です。
過去のFOMCでは、連続して0.75%の利上げが決定されてきました。12月のFOMCで利上げ幅が0.50%に下がれば、ようやくインフレの峠を超えたことになります。
すべて憶測と期待
ただ、実際にはまだCPIも発表されていませんし、FOMCも開催されていません。すべて期待です。憶測とか期待で今の米国株は上がっているのです。
世の中には今後の米国株に関して、2つの意見があります。
米国株がどんどん上がっていく
一つ目の意見は、米国株がどんどん上がっていくという意見です。
インフレは峠を超えたので、今後は次第に金利が下がり、量的金融引き締めも終わり、米国の景気が浮上するという意見です。そういう意見が多いから、先行して株価が上がっているのだと思います。
米国株がもっともっと下がっていく
もう一つの意見は、米国株はもっともっと下がるという意見です。
インフレはまだ全然収まっておらず、FRBはまだまだ利上げを続けるだろう、量的金融引き締めもさらに進めるだろう、そして米国の景気が冷え込むけど、FRBは情け容赦なくインフレ退治に邁進するだろう、という意見です。
まったく真逆の2つの意見
まったく真逆の2つの意見が同時に存在するのです。だから買う人と売る人がいるのです。それが相場なのです。
私は期待的観測で、前者の意見を支持したいですが、先のことは誰にも分かりません。
あまり期待しすぎて怪我をしないよう気をつけなければならないと思っています。
私は株の上がり下がりには関心がない
もっとも私はバイ&ホールド型の超長期投資家なので、ギャンブルはやりません。株の上がり下がりにも関心がありません。
ただ、配当は大事なので、やはり米国経済が順調に伸びて私の保有企業が利益を上げることを願っています。
一時的に不景気になっても、しっかりとインフレ退治をやってもらいたい
そのためには一時的に不景気になっても、しっかりとインフレ退治をやってもらいたいと思います。
インフレが長引けは消費が落ち込み結局は企業業績が下がりますから。
短期投資家と長期投資家のスタンスの違い
そこが短期投資家と長期投資家のスタンスの違いだと思います。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
【かぶとたいぞう有料ノート】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【米国株長期投資】長期投資の銘柄選びで一番大事なのは増配、増配の源泉は利益(と自社株買い) -
【円安】トランプ米新大統領率いる共和党が上下両院も支配しドル高が加速。1時156円台に -
【米国株・ドル】トランプ大統領の再選・復活で米国株、ドル/円ともに上がる -
【ジリジリと円安152円】やっぱり思った通り円はまた下がってきたじゃないか -
【米国株、NISA】旧NISAで今年が期限のギリアドとPMをさっそく売りに出した
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報