かぶとたいぞうです。
昨年1年間で、私の持ち株は全体として約20%値上がりしました。配当は約3%でした。よっていわゆる年間パフォーマンスは23%のプラスです。
途中で買い足した株があるので計算はとても複雑ですが、だいたいそんな成績です。
ペプシコの例
例えば、昨年の2月に約130ドルで買い足したPEPペプシコの株は、年末には173ドルの値をつけています。値上がり額43ドルは買値である130ドルの33%にもなります。
しかし、それほど上がらなかった株もあるので、全体としては20%程度の値上がりなのです。
もし米国株をこれから始める人がいて
今もし、これから米国株を始める人がいて、初めてペプシコの株を173ドルで100株買ったとします。日本円にすると約200万円の投資です。
その後米国株に暴落が起きて、ペプシコの株も20%下がって138ドルになったとします。
米国株を始めたばかりの人は、投資額の20%、つまり、40万円を一瞬にして失ったと思うでしょう。そして、うろたえてペプシコの株を全部失望売りし、「株はもうやめた」と言うかもしれません。あり得る話です。
私はどうか
私はどうか。ペプシコの株が138ドルになったとしてもぜんぜんうろたえません。私はかなり前からペプシコに投資をしており、ペプシコの今までの平均取得価格は110ドル程度です。
138ドルなら、むしろ買い足す好機だと思って果敢に買うでしょう。
長期投資家は20%や30%の変動には驚かない
このように長期で株と付き合っている人にとって、20%や30%の上がり下がりは驚くほどのことではありません。
狙いはあくまでも配当ですから、配当さえ出ていればいいのです。無配、あるいは減配になったら株の処分を検討しますが、少なくとも年間配当額を維持しているうちは株を持ち続けます。
一番悲惨なのは
一番悲惨なのは、先の例のように、株高ブームに乗って高値で株を掴み、その後買った株が下がって狼狽売りするパターンなのです。
その時に狼狽売りさえしなければ、いつかはまた株価は上がるでしょう。しかしブームに乗って株に手を出すような人は短期で儲けたいと思っているので株を長期間保持するのは無理なのです。
株が人気になると暴落が起こりやすい
そして、そういうブームに乗る人が増えた頃、つまり株が人気になった頃に限って暴落は起こるのです。
人気過熱によって実際の価値以上の株価が付いてしまうので、いつかは調整されるのです。
悲惨な人はいつもそんな時に株に手を出して、短期で損をして早期撤退するのです。
我々長期投資家は
我々長期投資家は、申し訳ないと思いながら、そういう人たちが狼狽売りした株を安値で買い拾うのです。
読者の皆様には、くれぐれもそのような悲惨な短期投資家にならないようお気をつけください。
株に手を出すなら、最低10年は持ち続ける心構えが必要です。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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