かぶとたいぞうです。
米国の銀行が潰れたり、クレディ・スイスがまた危ないという噂が流れたり、どうも世界経済に不穏な空気が漂っています。
そんな中、欧州中央銀行が0.5%の利上げを発表しました。インフレはまだ収まってなかったのですね。
インフレ対策には量的金融引き締めもある
インフレ対策には、利上げだけではなく、量的金融引き締めもあります。
今後政府が市中からマネーをさらに引き上げれば、銀行の流動性がさらに低下し、資金不足に陥ることは十分にありえます。
とりあえず、米国の銀行不安は収まったように見えますが、一寸先は闇です。綱渡りなのです。今後何があるかわかりません。
リーマンショックの時もよく分からなかった
思えばリーマンショックの時もそうでした。
リーマン・ブラザーズが倒産した後になってから、テレビ番組に「専門家」や「学識経験者」が出てきて、やれサブプライムローンがどうしたとか、米国の不動産はバブルだったとか、得意になって話していましたが、リーマン・ブラザーズがつぶれる前は誰もそんなことは言ってなかったのです。
後付けの理由、後出しジャンケン
全て後付けの理由、後出しジャンケンです。
後になってから理由を説明することは簡単ですが、事件が起こる前に先を予測することは誰にもできません。
分かっていたなら
当時の「専門家」や「学識経験者」だってサブプライムローンが破綻することを確信していたのなら、空売りや逆張りでいくらでも儲けることができたはずです。
でもそんなことができたなんて人は聞いたことがありません。
私が厳守する2つのルール
私は昔から2つのことを守っています。
- よく理解できないものには絶対に手を出さない
- よく分からない場合は動かない
今はよく分からない場合です。世の中がぜんぜん分からなくなってきました。動かないほうがいいと思っています。
株は持ち続ける
株は持ち続けます。株はインフレ対策にはなりませんが、私が持っている株は不況に強いので大丈夫だと思っています。
たとえ世の中がどうなろうと、人が生きている限り食べ物は売れるし、薬も日用品もそこそこ売れます。タバコもしぶとく売れます。
株価は下がっても配当は出る
だからそれらの株を持ち続けると、株価は下がるかもしれませんが、配当はちゃんと入ってくるはずです。
私は株を売る気がありませんから、株価がいくら下がってもまったく平気です。
全方位型で備える
当面は新しいことに手を出さず、支出を控えて手持ち現金(円とタイバーツ)を少し増やします。
そしてどんなことがあってもうろたえないで対応できるよう、全方位型で備えます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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