かぶとたいぞうです。
私は米国株の現物取引しかしていません。現物取引というのは実際に自分のお金で株を買ったり、自分が持っている株を売る取引です。
しかし、株の世界にも「信用取引」というものがあり、自分の持金以上に株の売買ができ、しかも空売りができるのです。
株の空売りとは
空売りというのは持ってもいない株を将来売る約束をしておいて、期日までに実際に買ってから売る手法です。
例えば今100ドルの株が70ドルまで下がると思ったら90ドルぐらいで売りに出し、実際に70ドルまで下がったところで買い、約束通りに90ドルで売れば20ドル儲かるという寸法です。
株の信用取引、商品先物取引、FX
この信用取引という仕組みを用いてマネーゲームに明け暮れる人たちがいます。
商品相場の世界にも昔から先物取引というものがあり、株の信用取引と同じようなことができます。
FXも似たようなものです。持金の何倍ものお金を借りて上がり下がりに賭けるのです。
鉄火場
それらの取引はまさに鉄火場です。海千山千のプロの相場師がしのぎをげずる博打場です。素人は近寄らないほうがいい世界です。
原油価格が1ドル上がるか下がるか、NYダウが1%上がるか下がるか、円ドルレートが1円上がるか下がるかに、命をかけているのです。
下がりで儲ける
彼らは空売りができるので、上がることだけが儲かるわけではありません。下がりに賭けても儲かるのです。
彼らは上がると思えば下がるといい、下がると思えば上がると言って世間を逆に仕向けてから仕込みます。
関係者、インサイダー、当局者が一枚噛んでいることも
産油国の要人、上場企業のインサイダー、金融当局の要人やその家族、縁者が一枚噛んでいる場合もあります。それらの人たちが逮捕されるニュースがあとを絶ちません。
著名なエコノミスト、マスコミ、インフルエンサーなども一枚噛んだり、逆に偽情報を掴まされて踊らされることもあるでしょう。
玉石混交の情報に惑わされる人々
それらの人たちが発信する玉石混交の情報に多くの人が知らず知らずのうちに影響を受けます。
だからどの相場も、みんなが上がると思っている時には下がることが多く、下がるという空気の時には上がることが多いのです。
素人が株に手を出して大損するのはこのためです。
特に「情報通の人」、「情報の早い人」、「極秘情報を知った人」ほど騙されます。
私は予想や予測を信じない
私は予想や予測は知りたいとも思わないし、偶然知ってもまったく信用しないので影響を受けません。
私はその会社の過去の決算報告書だけを信じます。米国の株式市場は監査が厳しく決算報告書は幾重にもチェックされていますから信用できます。
過去の決算報告書を見て、業績のいい会社の株だけを現物で買うのです。そして長期保有して配当を頂くのです。
だから相場で大損することはありません。
優良企業への長期投資と上がり下がりに賭ける博打は、市場は同じでもまったく別の世界なのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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