かぶとたいぞうです。
どういう魂胆(こんたん)か分かりませんが、持ち家を所有することを痛烈に批判する人が最近増えました。
主に次のようなことを言うのです。
今や土地、不動産には資産価値がまったくない?
「今や日本は少子高齢化で人口減なので持ち家は余る、よって価値は下がる一方だ」
「副都心や地方都市の郊外にはゴーストタウン化した、かつての新興住宅街がたくさんある。売るに売れなくて困っている」
「土地神話、不動産神話は過去の遺物だ」
「今や土地、不動産には資産価値がまったくない、二束三文だ」
未だに持ち家にステータスを求める人は頭が悪い。バカだ?
「土地にしがみつくのは古い考えだ、昭和の発想だ」
「家を建てても住宅ローンに押しつぶされて路頭に迷うだけだ」
「現に住宅ローンが払えなくなって売りに出ている住宅が全国にゴマンとある」
「未だに持ち家にステータスを求める人は頭が悪い。バカだ」
もうケチョンケチョンです。
利口な人は賃貸に限る?
「よって、持ち家などやめて賃貸に住むのがスマートなやり方だ」
「利口な人は賃貸に限る」
と結ぶのです。
まぁ確かに一理あります。
本当に郊外の一軒家は二束三文なのか
でも、本当に「住宅ローンが払えなくなって売りに出ている住宅が全国にゴマンとある」のでしょうか。
本当に「かつての新興住宅街に、売るに売れなくて困っている」家がたくさんあるのでしょうか。
本当に「二束三文」なのでしょうか。
もしそうなら安く買って住めばいい
もしそうなら、それを安く買って住むほうがよっぽどいいです。
多くの人が「脱持ち家」信仰に洗脳されて家を二束三文で売るなら、世間とは逆の発想で、それを安く買って住んだほうが得なのです。
郊外の一軒家はコロナ禍の生活にピッタリ
特に副都心や地方都市郊外の住宅街はコロナ禍での生活にピッタリです。リモートで仕事をすれば通勤交通費や通勤時間は気になりません。
どうせ飲みに出られないので、繁華街から遠くてもいいのです。
野菜を栽培できる小さな畑でもあれば、これからの不景気時代でもやっていけます。老後の生活にも適応できます。
一軒家を買えば月々の支出はぐっと減る
郊外は固定資産税が安いので、一度買ってしまえば月々の支出はぐっと減ります。マンションと違って管理費も修繕積立金も要りません。
賃貸と違って家賃の値上げの心配もありません。
将来、修繕費などが発生しますが、マンションの修繕積立金とか、賃貸の家賃値上げに比べれば(安く済ませようと思えば)安いです。
郊外の一軒家は精神衛生にも良い
日当たりのいい一軒家なら精神衛生にもいいです。
隣の家の騒音に悩まされることもありません。日曜大工、庭造り、音楽活動、やり放題です。
このようにいいことずくめなのです。
郊外の一軒家をいかに安く買うかがポイント
ポイントはいかに安く買うかです。
確かに土地不動産の資産価値は低下する一方ですから、このさい資産価値は考えに入れずに「利用価値」だけを考えます。
例えば家賃5万円の家に20年間住むとしたら、
5万円×12ヶ月×20年=1,200万円払うことになります。
だから気に入った一軒家が1,200万円未満で売っていたら買いでしょう。
20年分の想定家賃以内なら買う
20年間住むことができればもとが取れます。それ以上住めば家賃はただです。
「20年間も住めば家の修理にも金がかかる」という人がいるかもしれません。
しかしそれを言うなら、「20年もの間に物価が上がって家賃が上がるかもしれない」とも言えるのです。
「家を買っちゃったら引っ越しができない」と言う人もいるかもしれません。
しかし引っ越し費用は意外と高いのです。できれば引っ越しなどしないほうが得です。
売りが多いと言うなら、それ以下で買いたたこう
もし「脱持ち家」信仰論者の言うように売る人ばっかりなら、安く買うチャンスです。
物件をよく吟味し、納得の行く値段で買いましょう。
不動産業界は海千山千のツワモノばかりです。売るときは安く買い叩かれ、買うときはふっかけられます。
今の時代、郊外の一軒家を買うのに「見逃しの三振」はありません。買おうと思っていた物件が他の誰かに買われたとしても、よく探せば他にもいい物件がいくらでもあると思います。
じっくりと時間をかけて安く買い叩きましょう。
人の逆をいきましょう。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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