かぶとたいぞうです。
「株価がなかなか下がらない時、下がるまで待たず、少し高くても買ったほうが、長い目でみると得をする。配当があるから」
ベンジャミン・グレアム氏の金言です。
ベンジャミン・グレアム氏の名著「賢明なる投資家」は繰り返し読む
ベンジャミン・グレアム氏の名著「賢明なる投資家」は繰り返し読む必要があります。
私も時々読み直しています。大事な心得を思い出させてくれるからです。かのウォーレン・バフェット氏もきっと時々読み返していることでしょう。その都度あらたな発見のある本です。
今回私が読み直して再発見した投資心得
そんな中で私が今回思い出させて頂いた心得が上の言葉です。
安くなってから買おうと待っていては、株はなかなか買えません。
私はこの3年間かけて、予定投資金額の3分の2しか株を買うことができませんでした。
ジム・ロジャーズの米国株暴落説
どうして3分の2しか買えなかったのか。3年くらい前から、ジム・ロジャーズらが「米国株は必ず暴落する」と断言し、私もつい信じて暴落を待ってしまったからです。
ジム・ロジャーズの言葉を信じてしまった愚かな自分を悔やみます。
3年前にすべて買っていれば
もし3年前にスパッと予定投資額をすべて使い切っていれば、この3年間に得た配当だけでけっこうな金額になります。
とはいえ、私はこの3年間、比較的割安の時に上手に買うことができました。昨年3月のコロナショック時も果敢に買いました。よってパフォーマンスはまぁまぁ良いのです。
しかし、配当を含めたパフォーマンスは3年前に全額投資した場合とそれほど変わりません。待った甲斐などひとつもありませんでした。
結果論だが株は結果論がすべて
この3年間、米国株が結果的に上がったからそのように言えるのであって、完全に結果論です。
でも株の世界は結果論しかありません。株の上がり下がりには何のセオリーも無いし、株価の予測は誰にもできないからです。
株価が上がるか下がるかの確率は半々だとしても、配当を手に入れる確率はしっかりした会社なら100%に近いのです。
残りの投資額は今年中にすべて使う
まぁとにかく、時間はかかりましたが予定投資額の3分の2は使えました。パフォーマンスもまずまずです。残りの3分の1は今年中に使いたいです。
とりあえず毎月定額を円コスト平均法でコンスタントに投資し、割安時にはドバっと追加投資します。割安局面がなければ投資予定額は残りますが、それはその時にまた考えます。
投資家心理は恐怖の板挟み
投資家心理は恐怖の板挟みです。
まごまごしていたらいつまで経っても株を買えないし、配当を手に入れるチャンスを逃すという「機会損失の恐怖」。
もうひとつは、買った直後に株価が暴落して、結果的に一番高い時に買ってしまったことになる「高掴みの恐怖」。
いずれも恐怖です。株式投資は恐ろしいのです。だから忍耐と精神力が必要なのです。
だけど円コスト平均法(ドル建てならドルコスト平均法)はいずれの恐怖も和らげてくれます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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