【マンションか一軒家か】老後はマンション?私は街中のマンションを売って郊外の一軒家に住む

かぶとたいぞうです。

普通の人とまったく逆のことをすれば得をするというのが私の持論です。

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多くの人は、歳をとったら街中のマンションに住みたいと思っている

私は家を2軒持っています。1軒は30年前に札幌市郊外に建てた一軒家です。もう1軒は以前事務所として使っていた札幌市の大通りに面した街中(まちなか)のマンションです。

マンションか一軒家か:kabutotai.net

多くの人は、「老後は街中のマンションに住みたい」と思っているようです。私も最初はそう思いました。歳をとると雪かきができません。街中のほうが病院にも近いし買い物にも便利です。

郊外の一軒家を売って街中のマンションに住もうとした

だから私も郊外の一軒家を売って、今まで事務所として使っていた街中のマンションに住む準備をしていました。

ところがいざ売りに出すと一軒家の買い手が見つかりません。いくらでもいいやと思って不動産屋に相談すると、500万円なら買い取るリフォーム業者があると言われました。



郊外の一軒家は買い叩かれる

いくら郊外と言えども土地60坪の5LDK庭付き一軒家です。建てる時に3500万円かかっています。住宅金融公庫に7%もの固定金利を払い、やっとローンが終わった家です。支払総額は5千万円くらいです。

いくら30年住んだと言っても5千万が5百万にしかならないのは悔しいです。

多くの人と逆のことをすると得をする

そこで発想をがらっと変えました。

街中のマンションを売って、郊外の一軒家に住むことにしたのです。

大通りのマンションはコロナの影響で値段が下がりましたが、すぐに買い手が見つかりました。

今あらためて思うと、マンションを売って一軒家に住むことにしたのは正解でした。



郊外の一軒家に住むメリット

郊外の一軒家に住むメリットを重要なものから順に列挙すると次のとおりです。

  1. 管理費などがかからない
  2. 固定資産税が安い
  3. 隣人の音が気にならない
  4. 庭いじりができる
  5. 窓が多く明るい
  6. 風が通るので涼しい
  7. 月や星が見える

郊外の一軒家に住むデメリット

いっぽう、郊外の一軒家のデメリットは次のとおりです。

  1. 冬は寒い
  2. 冬の雪かきが大変
  3. 繁華街から遠い
  4. 交通費がかかる
  5. 付近に飲食店などが少ない

少し説明を加えます。



マンションの管理費などの固定費は老後生活を圧迫する

マンションは管理費がかかります。特に私が所有していたマンションはライオンズマンションだったので管理人が常駐し管理費が高かったのです。

修繕積立金も高かったです。町中なので固定資産税も高かったです。

老後、これらの固定費を毎月支払うのは大変です。マンションの管理費、修繕積立金、固定費を合計すると、ちょっとしたアパートの家賃ぐらいになります。

限られた収入の中で老後を生きるには、なるべく固定費を減らさなければなりません。

特に私の場合は冬はタイで暮らすので、住んでもいないマンションの維持費はバカバカしいのです。

ローンの終わった郊外の一軒家は、固定費がほとんどかからない

一軒家のほうはローンも終わり、郊外だから固定資産税も安いので固定費がほとんどかかりません。

老後生活を考える時、住居に関する固定費というものはとても大きな要素です。

築30年の一軒家なので今後は修繕費などがかかるかもしれません。しかし私は夏しか住まないので、雨風がしのげればいいと割り切っています。お金をかけるつもりはありません。

修繕費がかかったとしてもそれは固定費ではなく変動費です。お金に余裕があればやるだけです。しかも自分でDIYするので材料費のみです。



北海道の一軒家の最大のデメリットは冬対策なのだが

札幌の郊外の一軒家は、冬が辛いです。一軒家は寒いので暖房に金がかかります。雪かきも大変です。

しかし私の場合は冬季間はタイにいるのでまったく問題がありません。留守中の屋根暖房(雪溶かし)とセキュリティには多少の設備と費用が必要ですが、それほどお金はかかりません。

郊外は酒を飲んだり外食には不便だが

郊外の家は街中に比べ何かと不便です。ススキノで酒を飲んだらタクシー代が高いし、家の付近にはあまり飲食店がありません。

しかし、世の中はコロナ禍。今はススキノにも行かないし外食もしません。たとえコロナがなくても、歳をとれば遊び歩く機会は減るのです。たまに出る時はタクシーでもいいのではないでしょうか。



郊外の一軒家は買い物が不便か

今はネット販売が盛んです。ほとんどのものはアマゾンで買えますし、スーパーマーケットなども競って宅配サービスをしています。今の世の中、宅配の範囲内であれば、郊外だからといって買い物のデメリットはありません。

私の場合は歩いて20分ほどのスーパーマーケットに毎日散歩かたがた通っています。郊外のほうが安くて良いスーパーマーケットが見つかる場合があります。運動になるので歩けるうちは通うつもりです。

郊外の一軒家の本当のメリット

最後に、まったく別の観点で最近気づいたのは、郊外の一軒家の精神衛生上のメリットです。

私だけかもしれませんが、歳をとると寝付きが悪く、ちょっとしたことで神経が苛立ち、ウツのようになることもあります。その点、郊外の一軒家は精神を和らげてくれるのです。



郊外の一軒家は静かで自然に囲まれ精神が和らぐ

郊外の一軒家は静かです。鳥が鳴いています。朝は朝陽がさし、午後は西陽がさし、夕方は夕陽が映えます。

風が通るので夏は涼しいし、洗濯物はすぐに乾きます。

庭で野菜を作り、河原を散歩し、釣りもできます。

夜はテラスで月や星を見ながら一杯やれます。虫が鳴いています。

夜はよく眠れるし、朝は早く目が覚めます。ご飯も美味しいです。

これらは郊外の一軒家に住んでいるからこそできるのです。

郊外の一軒家の最大のメリットかもしれません。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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