ドル安=円高とは限らない:ドル、円、タイバーツの三角関係

かぶとたいぞうです。

タイのリタイアメントビザを申請するために、近日中にタイの銀行に80万バーツ(約280万円)金積みしなければなりません。今年の10月末~11月上旬には申請する予定なので、大事をみて7月末までには円をタイバーツに交換して送金する必要があります。



タイバーツが上がっている

ところが、そんな時に限って、タイバーツが(対円で)高いのです。ちょっと前まで1バーツは3.4円台だったのに、3.5円を超えてしまいました。

タイバーツのレートのグラフ



3.4円と3.5円では、たった0.1円(10銭)の差ですが、80万バーツ分となると、8万円の違いです。タイだと1ヶ月暮らせる金額です。

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ドルは下がっている

ところで、今はドルが下がってきており、1ドルは約107.6円程度です。ちょっと前まで1ドルは110円を超えていましたので、だいぶ下がりました。

日本は昔から、国際為替レートというと、円/ドル交換レートばかりに目を向けます。だから、ドル安=円高、ドルが安くなると円が高くなったと思っている人が今でも多いのです。

今は米国の利下げ観測の影響でドルが安くなっている状態なのに、ストレートに「ドル安」とは言わずに、逆の言い方「円高」と言う人が多いです。報道機関からして「円高」と言っています。

ドルと円だけを見れば、「ドル安だから円高だ」と言ってもいいかも知れませんが、ここに他の通貨が絡んでくるとまったく違った景色となります。

タイバーツ、ドル、円の3貨幣の関係を見れば、現在はドルだけがうんと下がり、円はそのまま、または少し下がり、タイバーツは変わらず、または少し上がっているのです。

この関係も何を基準にするかで表現が変わります。

例え話ですが、次のような情景を思い浮かべてみてください。



列車が横に3台並んでいる大きな駅

あなたは大きな駅にいて、列車に乗り込んだとします。進行方向を前に見て座席に座りました。

右の窓を見ると、右となりの線路にも列車がとまっています。左の窓を見ると、プラットホームを隔てて左となりの線路にも列車がとまっています。

自分が乗った列車を含めて、3台の列車が平行して並んでいるのです。

しばらくすると、右となりの列車が後方に動き出しました。いや、もしかすると、自分の列車が前方に動き出したのかもしれません。

そこで、左となりの列車を見てみました。

すると、左となりの列車も後方に動いているではありませんか。

「ははぁ、右となりの列車も左となりの列車も後方に動いているということは、自分の列車が前方に動き始めたのだな」とあなたは思うでしょうか。

列車は3台とも動く物です。なにか動かない物を見てそれを基準にしたほうが確実です。この場合、動かないのはプラットホームです。

そこで、プラットホームを見てみました。プラットフォームは動いていません。

つまり、右となりの列車も、左となりの列車も同時に後方へ動き出したのであって、自分の列車は動いてなかったのでした。

国債為替相場の複雑な関係

実際の経済では、ゴールド(金)がプラットホームだと言われています。ゴールドに比べてタイバーツ、ドル、円、ユーロなどがどう動いているのかを見れば、全体の景色が分かります。

しかし、ゴールド自体も大きく動くことがあります。だから厳密に言えば、すべてが動いているのです。すべてが相対的な存在なのです。

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そんなわけで、今はドルが安くなっているのに、円高とは言えません、タイバーツに比べると、むしろ円安なのです。

私は今回のドル安に際してドルを相当量買ったので、得をしているような気もします。しかし、いっぽうでは、タイバーツの高い時にタイバーツを大量に買わなければならないハメになりそうです。そしてその後タイバーツが下がったら大損です。

だけど、そのタイバーツはどうせタイで生活費にあてるものです。円に換金しなおして日本に引き上げるつもりはありません。

損といえば損ですが、タイバーツはタイバーツなので損も得もないのかもしれません。

もちろん、タイバーツの安い時にタイバーツを大量に買うほうが得なことは分かっていますが、なかなか思い通りにはなりません。

損も得もあって、総合的にバランスがとれていればいいのかもしれませんね。



タイのリタイアメントビザ取得のため80万バーツ送金

いずれにしても、タイのリタイアメントビザをとるためにタイバーツは必要です。多少レートが悪くても、7月中に80万バーツ分を換金して、タイの銀行にある自分の口座へ送金します。

どの程度のレートでタイバーツを仕入れることができるのか。結果は後日報告します。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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