【米国株長期投資】振り返ると安い時に買った。でも、当時は安いとは思っていなかった。むしろ高いと思っていた

かぶとたいぞうです。

先日、アッヴィを今まで平均1株83ドルで買った話をしました。今、アッヴィの株価は1株150円くらいなので、ずいぶん安いときに買ったと思われることでしょう。

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しかし、買った当時は安いとは思わなかったのです。



ペプシコも

ペプシコも今まで平均すると130ドルで買っています。現在は170ドルを超えていますから、これまた安いときに買ったことになります。一番安く買ったのは、2018年の5月。ペプシコがちょうど100ドルのときでした。

ペプシコが1株100ドルで買えたのなら、もっと買えば良かっただろうと思われるかもしれません。私もそう思います。しかしよく思い出すと、当時は100ドルでも高いと思っていたのです。

ペプシコを100ドルで買ったいきさつ

私は今のSBI証券を使う前は、マネックス証券を使っていました。最初にマネックス証券でペプシコ株を買ったときは、たしか80ドルくらいで買ったと思います。

ペプシコの株価が95ドルくらいまで上がった頃にSBI証券に鞍替えをしたのですが、証券会社間の株の移動が面倒だったので、マネックス証券の株を市場で全て売って、同時にSBI証券で買うことにしたのです。



100ドルを超えてしまったペプシコ

しかし運悪く、ペプシコを95ドルで売った直後にペプシコの株価が上がり、100ドルを超えてしまいました。

せめて90ドル台まで下がるのを待って買おうと思いましたが、その後1ヶ月くらい待っても100ドルを切ることはありませんでした。それである日、ペプシコがジャスト100ドルになったときに買ったのです。当時はずいぶん高値で買い戻したと後悔しました。

いま振り返ると安いが

いま振り返ると安い時に買ったと思います。でも、当時は安いとは思っていなかったし、むしろ高いとすら思っていたのです。

長期投資とはそんなものです。



短期投資家の人がこのブログを読んでいたら

短期投資家の人が、今もしこのブログを読んでいたら、きっとこう思うでしょう。

「そんな安いときに買ったなら、もうそろそろ売れば儲かるじゃないか」

130ドルで買ったペプシコ株を現在の株価170ドルで売れば、確かに1株に付き40ドル儲かります。そかし、そこが短期投資家の浅はかさなのです。

売買の投資効率

130ドルの投資で40ドルの利益を得ても、たった30%の投資回収率にしかなりません。しかも株は売ったら無くなりますから、たった1回きりの利益なのです。

仮に100万円の投資なら、たった30万円の利益を1回きりしか得られないのです。



配当なら

持っていれば毎年配当がもらえます。配当率は当初は2%程度でしたが、毎年の増配でYOCが既に4%に達しています。YOCはこのままどんどん上がっていくでしょうから、そのうちに5%にも6%にもなり、ついに10%になるでしょう。

100万円の投資が、10年で回収できます。しかも元本は残るので、その先未来永劫配当が入ってくるのです。100万円の投資に対して、死ぬまでの間に200万円くらいの利益が得られるような気がします。

その計算ができないと

だから長期投資家は、安いときに買ったことは投資効率の面で良かったとは思いますが、株価が上がったから売ろうなどとは決して思わないのです。

目先の売買益より、毎年増配で入ってくる配当のほうが長い目で見ると大きいのです。その計算ができないと、長期投資の妙味が理解できないでしょう。



今こそ長期投資

米国株の株価が低迷している今こそ、正統派の長期投資をおすすめします。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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