かぶとたいぞうです。
私の持株の1つである米国医薬品メーカー、アッヴィ(ABBV)から先日配当が入りました。
1株四半期の配当が1.48ドル、年に換算すると1株に付き5.92ドルの配当でした。
アッヴィの配当率は
現在アッヴィの株価は155ドルなので、表面的な配当率は3.81%です。
しかし私はもっと安い時にアッヴィの株を買ったので、実際の投資配当率(YOC)はもっと高いのです。
今まで平均いくらでアッヴィの株を買ったかと言うと、加重平均で83.57ドルで買っているのです。
実際の投資配当率(YOC)は
だから私の実質投資配当率は
5.92ドル÷83.57ドル=7.08%になります。
これが長期投資の凄さです。
さらに現実的な話をすると、ドルが今よりもっと安い時に買ったので、円ベースのYOCはもっと高いのです。
つまり実際の円による投資額に対し、現在の配当を円換算して計算すると、なんと実質投資配当率は9.6%にも達するのです。
たった3%?
不動産や高利回り金融商品、高配当事業投資などを手掛ける人は、3%程度の配当には見向きもしません。
「たった3%か」
と言います。
しかし、米国株長期投資の真髄を分かっている人は、「たった3%」が10%にまで膨らむことを知っています。
わずか3年で
私がアッヴィの株を初めて買ったのは2018年の春です。平均するとまだ3年くらいしか保有していません。
たった3年で3%台の配当率が10%近くにまで増えたのです。その間世の中はコロナ禍だったにも関わらずです。
もうあと3年経ったらどうなると思いますか?
年月が経てば経つほど投資利回りが上がる米国株長期投資
不動産投資は年月が経てば経つほど投資利回りが落ち込みます。入居率が下がり、修繕費が増えるからです。
米国優良株への長期投資は逆に、年月が経てば経つほど投資利回りが上がるのです。優良企業は増配するからです。
さらに配当を再投資すると、株数が増えていき、最初の投資額を分母にすれば、驚くほどの投資配当率になるのです。
理解できるかどうかが分かれ道
このことをぜひ覚えておいてください。
というか、このことを理解できないなら、長期投資には向きません。
高配当銘柄より増配銘柄を
表面的な配当率の高さより、過去の増配実績を見てください。
増配どころか減配して、株価が下がれば分母が減るので表面的な配当率は上がるのです。高配当株の正体を見抜いてください。
逆に増配する株は人気が出て株価が上がるので、いくら増配しても表面的な配当率は常に低いのです。
ここが重要なポイントです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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