かぶとたいぞうです。
今年で期限を迎える旧NISA枠のアッヴィ株のうち、108株を昨夜成り行き売りに出したところ、寄り付きで単価153.99ドルで売れました。
108株しか売らなかったのは、来年から始まる新NISAの1年間の限度額が(成長枠で)240万円だからです。108株くらいが限界なのです。
私が売った後、株価が下がった
偶然ですが、昨夜はその後米国株が全体的に下がり、アッヴィも終値が151.69ドルまで下がりましたから、いいタイミングで売れたと思います。
あとは、来年早々に単価153.99ドル未満、またはそれ付近で買い戻すことができれば上出来です。
放置して特定口座に移行させる手もあるが
昨日のブログで、旧NISAは売らずにそのまま放置して、年末の終値を取得価格にして特定口座に移行させる手もある旨書きました。
しかし、私の場合はそれをやると次に売る時の取得価格が100ドルくらいまで下がっちゃうので、利益が出てしまうのです。私はかつてアッヴィを1株60ドル付近で大量に買っています。
特定口座の取得株価の計算は総平均法
旧NISAは先入れ先出し法ですが、特定口座の取得株価の計算は総平均法だからなのです。
仮に放置して、今年で期限を迎えるアッヴィ株が、取得価格160ドルで特定口座に移行したとします。ところが特定口座には既に平均取得単価100ドル未満のアッヴィ株がたくさんあり、加重平均すれば全体の取得価格は100ドルくらいまで下がるのです。
年が明けてから売り買いすると
年が明けてアッヴィを1株150ドルで売って、同額で買い戻せたとしても、売った時点で売買益(売値-取得価格)は50ドルとなります。108株なら5,400ドルの利益です。80万円近い利益です。16万円くらいは税金で持っていかれるでしょう。
ただ旧NISA口座から新NISA口座に移動するだけで16万円も取られるのです。
旧NISAが新NISAにロールオーバーできないからこんなことが起きるわけです。今回は上記のようなトリックにはまり、たくさん税金を取られる人が多数出てきそうな予感がします。
もう変わらないで欲しい
今度の新NISAは恒久の制度だそうですが、また制度が大きく変更したら、私の頭ではもうついていけません。
今後は大事な制度がコロコロと変わらないことを切望します。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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