かぶとたいぞうです。
週明け、昨夜の米国株は全体的に上がりましたが、かぶとたいぞうポートフォリオは相変わらず下がっています。
各株価指標の終値の先週末比は、NYダウで+0.76%、S&P500は+1.19%、ナスダックは+2.01%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.44%でした。
私のポートフォリオは、食品、医薬品、日用品、全てが下がっています。
昨夜はハイテク株が大きく上がった
昨夜はハイテク株が大きく上がったようです。
前週末にFRBのウォラー理事が、利上げはもう十分だというような発言をし、次回のFOMC会合(1月31日~2月1日)では利上げ幅を0.25%に縮小する考えを示しました。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道
また、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は次回のFOMCで「今春に利上げを停止するために労働需要や支出、インフレの鈍化がどの程度必要かを検討し始める可能性がある」と伝え、利上げ停止の準備に入ったことを示唆しました。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は日本で言うと日経新聞のような役割を演じ、米国政府機関の考えを事前発表することが時々あります。だから信憑性があるのです。
中国のゼロコロナ政策の撤廃
ゼロコロナ政策の撤廃による中国景気の回復への期待が株式市場の下支え要因になったと伝える報道もあります。
それらの報道を受け、昨年大きく下がったハイテク株、グロース株を買い戻す動きが出たのだと思います。
ディフェンシブ株、バリュー株は下がり続ける
ところがいっぽう、ディフェンシブ株、バリュー株は相変わらず下がり続けています。
昨年上がりすぎたから調整過程にあるのだとは思いますが、それにしても下がり過ぎです。
米国の利上げ停止にしても、中国の景気回復にしても、ハイテク株、グロース株だけを利するものではありません。食品、医薬品、日用品、全ての産業を利するはずなのです。
納得のいく説明が見当たらない
その点について、どの報道を見ても納得のいく説明が見当たりません。報道機関も分からないのでしょう。
米国経済の先行きの見通しにしても、リセッションに入ったという報道もあれば、回復に向かっているという報道もあります。
誰も何も分からないのです。
四半期決算の結果次第
そんな中で利上げ縮小や利上げ終了の噂が出たので、短期筋が浮き足立ってグロース株を買っているだけなのかもしれません。
本当の値動きは、これから順次出てくる四半期決算の結果に大きく影響を受けるはずです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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