かぶとたいぞうです。
歳をとったせいか、最近はなんの不足もないし、なんの不満もありません。幸せを感じます。
かといって贅沢をしたり、なにか特別楽しいことをしているわけではありません。贅沢とは真逆の節制生活です。毎日散歩をして、質素な食事を自分で作って食べて、一人で宅飲みしているだけです。
でもそれが楽しいのです。
歳は関係ないか
歳をとったせいか、と最初に書きましたが、歳をとればとるほど怒りっぽくなったり不満を言う人もいます。
だから歳は関係ないのかもしれません。ではいったい何が私をそういう気持ちにさせたのか。
きっと2つあると思います。
自分のやりたいことをやれているという満足感
1つ目は、自分のやりたいことをやれているという満足感だと思います。
私は早めにリタイアし、夏は札幌、冬はタイに移住して、気ままなノマド(遊牧民)生活を楽しんでいます。今はコロナでタイに行きづらいので那覇におりますが、同じようなことです。
誰にも文句を言われない自由奔放な生活
誰にも文句を言われずに、自分の好きなことをやっています。まさに自由です。
それだけで十分幸せなのです。
足ることを知る
2つ目は「足ることを知る」という思想を覚えたことだと思います。
出典は老子第33章「知足者富」(足ることを知るものは富めり)です。
今まで何度も読んだが、心に入ったのは最近
老子は大学生の時に何回も読んだのですが、全て忘れてしまいました。その後も仕事がら何回も老子を読みました。でも第33章は「自知者明」(自らを知るものは明なり)だけが心に残り、「知足者富」はいつも心から抜けていきました。
この言葉が腑に落ちたのは、リタイア生活を始めてからです。
徒然草を読んでいるときに
吉田兼好の徒然草を久しぶりに読んでいるときに、どういうわけか偶然この言葉が出てきてスッと心に収まったのです。
私は感激し、さっそく硯に向かって墨をすり、「足ることを知る」と筆で書いて自宅の居間に掲げました。
以来、私の心が豊かになってきたと思います。
好きなことをやって、足ることを知れば
人間、好きなことをやって、足ることを知れば、なんの不足も不満も起きないものです。
私がいる沖縄は今、コロナのまん延防止制限下ですが、なんの不足も不満もありません。
暖かいので散歩も楽しいです。買い物もなんの不自由もありません。自炊なので飲食店が早く閉まろうと私にはなんの不満もありません。
全て満ち足りている
自室で沖縄の美味しい魚も食べられるし、美味しい泡盛も飲めます。
お金もあまり使わないので十分足りています。
全て満ち足りており、私は幸せです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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