【ウィルス対策】冬の乾燥が気になるなら暖房をひかえればいい

かぶとたいぞうです。

新型コロナの大流行もあいまって、冬の湿度を気にする人が増えています。

先日テレビでニュースを見ていたら、ニュースキャスターが「冬になって気温が下がると湿度も低下するので、加湿器などを使って湿度を調整してください」みたいなことを言っていました。



寒いから湿度が下がるのではない

テレビキャスターという職業は、ある程度頭のいい人がやるのだと思っていましたがそうとは限らないようです。

冬になって気温がどんなに下がっても湿度は下がりません。北海道の真冬は気温がマイナスになりますが、外気の湿度は常に70%くらいはあるのです。

冬の湿度:kabutotai.net

暖房をつけるから湿度は下がる

湿度が下がるのは暖房を使って室内の温度を上げるからです。

例えば朝起きて室内の温度が20℃だったとします。その時の湿度が50%だったとします。

ストーブをつけて部屋の温度を30℃まで上げると、湿度は25%くらいまで下がるのです。

温度計と湿度計を部屋に設置している人は経験的に分かっていると思います。



室温が上がれば湿度が下る

空地中に存在しうる水蒸気量の上限(飽和水蒸気量)は室温が上がれば上がるほど増えます。

飽和状態を100%として湿度(厳密には相対湿度)を決めるので、同じ水蒸気量でも室温が上がれば湿度は下がるのです。

湿度のしくみ

ある部屋にバケツ1杯分の水蒸気が充満していて、湿度が100%だとします。室温を上げると、バケツ2杯分の水蒸気まで許容可能になります。バケツ2杯分までOKなのに、バケツ1杯分しか無いので、湿度は50%になるのです。

これは中学校の理科で学んだ知識です。何も特別な知識ではありません。



結論は暖房をひかえる

で、結論ですが、冬の暖房をひかえれば湿度はそれほど下がらないのです。とても単純な話です。

室温が20℃なら、暖房を使って室温を上げるのではなく、服を着込んで寒さに耐えるのです。

ウィルス対策、乾燥肌対策、節約を兼ね備えたベストな選択

ウィルスのみならず、乾燥による肌荒れを気にしている人も、実は暖房をひかえればすべて解決です。

ウィルス対策のためにも、乾燥肌対策のためにも、そして節約のためにも、なるべく暖房を控えて湿度を下げないようにすることが基本です。



どうしても必要なときはストーブの前に濡れタオル

その上でどうしても寒いときだけ暖房を入れて、そのときは濡れたバスタオルをストーブの前に干せば、ある程度は湿度を補えます。

私はストーブの上に鉄瓶です。

ごきげんよう。


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