かぶとたいぞうです。
素人が株に手を出すとたいてい大損します。私も最初はそうでした。
理由はよく勉強も研究もしないで、慌てて買うからです。それと慣れてないので株価が下がったときに耐える力も信念もないからです。
株はよく勉強すれば損はしない
よく勉強すれば損をすることはあまりありませんが、勉強しないで手を出せば株も失敗します。世の中は何でもそうです。
よく「コツコツ貯金するのが苦手だから、株で大きく勝負したい」というようなことを言う人がいますが、そういう人はまず損をします。
株こそコツコツと地味にするもの
株はコツコツ貯金したそのお金を、さらにコツコツと長期投資し、手に入れたわずかな配当をさらにコツコツと地味に積み上げていくのが基本です。
株式投資は貯金以上に地味な活動なのです。貯金が面倒だという人に株式投資はむきません。
とはいえ、充分勉強してから株を始めるのでは敷居が高すぎてなかなかスタートできません。まずは試しにちょこっと買ってみるというのもおすすめです。
米国株にまったく初めて手を出すという人は、まず最初にどこでもいいからネット証券会社に口座を作ってください。すぐに作れます。私のおすすめはSBI証券です。
SBI証券とSBIネット銀行の組み合わせ
SBI証券で米国株を始めるなら、同時にSBIネット銀行にも口座を作ってください。米ドルの購入と証券会社への移動が楽です。
両方の口座ができたら、SBIネット銀行にいくらかお金を入れ、そのお金をハイブリッド口座に移すか、ドル普通預金に移してください。
ハイブリッド口座の残高はそのままSBI証券で米国株を買うのに使えます。ドル普通預金口座のドルはSBI証券に即時入金して米国株を買うことができます。
どちらの方法でもいいです。
米国株を買うときの手数料
今は以前と違って手数料が安くなりました。1株でも0.45%+消費税しかかかりません。
以前は最低5ドル+消費税の手数料がかかったので、1株なんて単位で買うと手数料負けして割高になったのです。
いまは手数料が気になりませんから、好きな株を1株だけ買ってみるといいでしょう。
フィリップモリスを買うとしたら
例えばフィリップモリスなら現在1株75ドルくらいです。75ドルで買えたとしたら、手数料は37セントです。合計8,000円くらいの買い物です。
ここで100株とか買ったらたいていは失敗します。そんなのは英断でも度胸でもありません。世間知らずなだけです。
最初は何も知らなくてもいいです。とにかく1株保有するのです。
そうすればなんとなく買い方も仕組みも分かるし、その後も毎日株価をチェックするようになります。そして米国株というものを身近に捉えることができると思います。
1株買ってからが勉強
それからが勉強です。少なくとも自分が興味を持っている業種、業界について勉強し、買おうと思った会社に関して調べて下さい。
その時、商品やサービス、将来動向などを考えるのと同時に財務チェックもできるようになってください。
株式投資に必要な財務指標
財務指標のうち少なくともROEと1株利益、配当率、株価利益率、株価純資産倍率などを理解してください。そしてライバル企業と比較してみてください。
その上で再度自分の買いたい株を吟味して、それから買うのです。その頃までにはいろいろな知識が加わり、落ち着いて相場を見る姿勢もできているはずです。
勉強しないで株式投資をするとなぜ失敗するか
初めて株に手を出して大損するのは、実は何も勉強せずに雰囲気で買うからなのです。
今は米国株が大流行です。上がっているからです。
「米国株はまだまだ上がる」なんて無責任な予想をする人もいます。「自分も今すぐ米国株に手を出さないとチャンスを逃すかもしれない」なんて気分になってあせって買うのです。
高いときに買って下がったら売る、これでは必ず損をする
だいたい素人が株に興味を持つときは株価が高いときです。その高いときにあせって買うから、その後は下がることが多いのです。
下がればビギナーはあせります。うろたえます。そして「被害が大きくならないうちに」と思って狼狽売りするのです。かくして素人は大損するのです。
私はもう慣れているので、素人が狼狽売りする株を安値で拾っていくのです。
素人はなぜ下がったら売ってしまうのか
株は下がったあとたいていはまた上がります。だから株価が下がってもじっと耐えて持っていればいいのです。
でも素人は慣れていませんから、ちょっとでも下がったら「大変なことになった。株が紙くずになったらどうしよう。破産するかもしれない」と大騒ぎをしてしまうのです。
忍耐力も信念もないから、すぐ諦めて売ってしまう
素人は経験が足りないので忍耐力がありません。そのうえ勉強も研究もしていないので、自分が買った会社に対する信用も信念も無いのですぐに諦めちゃうのです。
素人はたいてい株価が高いときに手を出して下がったら売ります。これじゃ損をするに決まっています。
忍耐も信念もないから損をするのです。忍耐と信念を持つにはやっぱり勉強をしなければなりません。
楽をして儲けようと思ってはなりません。勉強が嫌いな人には株はむきません。
投資家は毎日勉強している
投資家は毎朝5時から起きて情報収集をしています。4半期ごとの決算書に目を通して財務チェックをしています。
その上で基本的な知識や心構えも常に勉強しています。
長期投資についての基本的な心構えを学びたいなら、バフェットの師匠でもあったグレアムの「賢明なる投資家」が王道です。
ベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家」が王道
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ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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