かぶとたいぞうです。
今朝のネットニュースで拾った記事を引用します。
新型コロナウィルス感染拡大で仕事が減るなどした生活困窮者らの救済のため、支援団体が1日、東京都千代田区の聖イグナチオ教会で食料の配布を行った。(時事通信)
正月からとても心温まるニュースでした。
東京都千代田区の「大人食堂」
「大人食堂」というネーミングは、きっと映画「子供食堂」をヒントにつけられたのでしょう。いい映画でした。実際に全国にこのような「子供食堂」が存在するらしいです。
タイでは普通にあった無料お弁当配布所(Free food)
タイでは至るところで目にした無料お弁当配布所(Free food)。日本にはまったく無いことを寂しく思っていましたが、やっぱりあったのですね。
もしかしたら私が知らなかっただけで、以前からあったのかもしれません。でも報道はされていませんでした。街で見たこともありませんでした。あっても少ないのかもしれません。パタヤには200メートルおきにありました。
日本にも炊き出しがあって安心した
今回初めて報道で知って、日本にもまだ善意の助け合いがあることを知りました。私も何かのかたちで応援したいと思います。
ところでこのニュースはたまたまyahooニュース経由で読んだのですが、yahooニュースにはご存知のようにコメント入力機能があります。ニュースに関する感想や意見を誰でも匿名で書けるのです。
批判的なコメントが多いyahooニュース
コメントを読むと、称賛の声があるいっぽう、批判的な意見も多いのです。素直に「素晴らしい」とか「自分も応援したい」とは言わない人が多いのです。批判コメントはおおむね次のような論調です。
- 政府が悪いからこういうことになる、国会議員は報酬を差し出せ
- 政府がやるべきことであり民間のすることではない
- タダ飯を食わせてもらう恥をさらすぐらいなら仕事をすれ、選ばなければ仕事はいくらでもある
- このような活動は一時的なもので、根本解決にはならない
- 毎年年末年始にやっているホームレス向けの炊き出しに今年は多くの人が集まっただけ
- キリスト教会がやっているのに仏教界はなぜやらないんだ
- 弱者ズラするこのような怠け者たちを排除しなければならない
- この支援団体は本当に無償で活動しているのか怪しい
- 運営しているのは宗教と極左、もらっているのもムショあがりの極左、記事を書いているのも極左、ちゃんと保健所の許可を得て炊き出しをやってるのか
- もっと身内に助けてもらえば炊き出しにたよる必要はないはずだ
- 人の善意や生活保護をあてにして働かず、ブラブラしてる人がこういうところでタダ飯を食う
いちいち御説ごもっともな話ですが
いちいち御説ごもっともな話です。しかし読んでいて悲しくなるコメントばかりです。
ネット上のコメンテイターの多くは、すべて他人事です。すべて評論です。誰かの責任を追求する話ばかりです。知識は豊富ですが心は寒々としています。怒りに満ちています。自分は高所からの論評ばかりで決して動きません。尊大です。
今の日本人はコメンテーター気取りの批判者が多い
中には「感動した」「応援したい」「頭が下がる」「いい話だ」と素直に喜ぶコメントもあるのです。
しかし圧倒的に批判コメントが多いし語調も厳しいです。どうしてそうなってしまうのでしょうか。ワイドショーの見すぎでしょうか。
そう言う私も
あ、そう言いながら批判者を批判している自分に今気づきました。私も自分では動かず人を批判しているのだから批判コメンテーターと五十歩百歩です。恥ずかしいです。
本当に助け合いの精神を持っている人はすぐに運営団体に連絡をとって少額でも送金するとか手伝いに行くのでしょうね。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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