かぶとたいぞうです。
今朝、このブログを書いている時点で、1ドルは159.6ドルです。予想通り、円安が再開していますが、少し動きが急過ぎます。
円はもう少しゆっくり下がっていかなければなりません。
前回の為替介入から2ヶ月足らず
前回の為替介入がゴールデンウィークに入ったばかりの時期でしたので、イメージ的には半年後の10月末くらいに再び160円まで進み、その後また半年くらいかけて2025年の春頃に170円、2025年の秋に180円、そのようなペースで進めば財務省も手を出さないはずです。
そのようなゆっくりなペースで円安が進むのであれば、1ドル200円くらいまでは日本政府・日銀も容認すると思います。
なぜなら
なぜなら、日本政府は急激な円安は好ましくないと思っていますが、急激でさえなければ円安はむしろ大歓迎のはずだからです。
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鈴木俊一財務相の過去の発言
鈴木俊一財務相の発言にヒントが隠されています。
「行き過ぎた動きがあるときには、それをならすことは必要になるのかもしれない」
「為替は安定的に推移することが望ましい。急激な変化は好ましくない」
いずれも鈴木俊一財務相が記者に語った言葉です。
鈴木俊一財務相の発言の意味
「ならす」と言うのは、急斜面をけずってなだらかな斜面にすることだと思います。
「安定的に推移する」とは、1ヶ月や2ヶ月で10円も下がるのではなく、もっとゆっくり下がることを言っているのだと思います。
つまり
だから、逆説的に言えば、「ゆっくり円安になるなら手を出さない」と言っているよなものなのです。
「円安にも円高にも、それぞれメリットとデメリットがある」とも言っているので、決して円安がダメだとは言っていません。
日本政府も円安を望んでいる
日本で1番借金を抱えているのは日本政府(国債など)ですから、円安で物価が上がると1番得をするのも日本政府なのです。財務再建には円安によるインフレが特効薬なのです。
財務再建は財務省の最大の課題ですから、財務省が円安を拒む理由はありません。むしろ円安に誘導したいぐらいだと思います。
ただ、「急激な変化は好ましくない」
ただ、「急激な変化は好ましくない」のです。
急激な変化は混乱を招くからだと思います。
4月末の為替介入からまだ2か月も経っていません。ここで160円をつけたら、また日本政府は為替介入をするかも知れません。また何兆円も何十兆円ものお金をドブに捨てるかも知れません。
為替介入はもったいない
為替介入に使うお金(政府保有のドル)は別次元のお金なのかもしれませんが、お金はお金です。
今の日本には経済的に困っている人がいっぱいいます。そのお金を使えば助かる人もいっぱいいるのです。
ドブに捨てるのは見るに忍びないです。
円安はもう少しスローダウンしなければならない
だから、円安はもう少しスローダウンしなければならないと思います。
でも下がることはほぼ分かりきっているのだから、みんなドルを買うでしょう。どうやっても円安は止められないかも知れませんね。
ごきげんよう。
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