かぶとたいぞうです。
タイから帰国して2週間以上が経過しました。
自宅の庭や畑の仕事もようやく一段落してほっとしているところです。
さて、今回帰国して1番強く感じたことは、9ヶ月前に比べて物価がとても上がっていることです。
9ヶ月ぶりだからよく分かる
ずっと日本に住んでいる人には、徐々に上がって行くので、それほど強くは感じないかも知れません。しかし、9ヶ月ぶりに帰ってきた私には、昨年9月との違いがはっきり分かります。
特に魚と野菜が高いです。
政府の物価統計には季節変動が大きいという理由で、生鮮食品などは含まれていませんが、私たち生活者には生鮮食品を含む食品こそが大事であり、財布に直撃するのです。食品全体で3割以上は間違いなく上がっている感じがします。
例えば魚
去年の9月には1切120円で買えた塩鮭が、同じサイズ、厚さなのに1切200円になっているのです。1枚198円で買えたホッケの開きが、同じ大きさで、どういうわけか1枚498円で売られているのです。7割から15割の値上がりです。
たまたま時期的に高いのでしょうか。
野菜も高い
モヤシもほうれん草も5割くらい上がっています。
加工食品や一般食品はそれほど上がっていませんが、食品全体では3割以上、いや5割くらい上がっているような気がします。
食品以外も
カセットコンロのガスボンベ、バーベキュー用の木炭、園芸用の肥料なども高くなっています。
トライアルで一昨年は3kg入り木炭が298円で売られていました。私は高くなると予想し、20箱備蓄しました。キャンプやテラスでのバーベキューが好きな私には木炭は必須です。
木炭の値段はそこ後どうなったか。
上がっている
昨年は案の定398円に値上がりしたので、備蓄しておいて良かったと思いました。それが今年はさらに上がって同じ3kgで498円なのです。
498円と言えば、かつては8kg~10kg入りの木炭が買えた値段です。
25%以上の値上がり
木炭は一昨年に比べて67%の値上がり、去年の9月に比べて25%の値上がりです。
化成肥料も25%上がっていました。
カセットガスボンベは256円から398円の55%の値上がりです。
上がりすぎ
私は、いずれも上がる前に多めに買っておいたので助かってますが、そうでない人は今ごろ困っているでしょう。
私は物価の安いタイのパタヤから戻って来たばかりなので、よけいに高く感じます。
外食も軒並み上がっているようです。サービス業も上がっています。
本当に「やむを得ない」事情で上げているのか
円安で輸入原料、輸入材料が上がったから「やむを得ない」という理由で値段を上げているようですが、食品メーカーを含む一部上場会社の直近決算は空前の利益増だそうです。
今年は社員の給料も少しは上がっていますが、利益増は給料の増加をはるかに越えているらしく(日経新聞)便乗値上げじゃないかと言われ始めています。
調子にのっているのではないか
日本は長くデフレに苦しめられ、メーカーも流通業もサービス業も、なかなか値上げでませんでした。だから今は円安を言い訳に調子にのって上げすぎているのではないでしょうか。
円が下がったと言っても3割も5割も下がったわけではありません。
今にとばっちりを受けると思います。
米国は値下げ競争に突入か
米国は値上げしすぎて消費が落ち込んだらしく、マクドナルドの5ドルバリューセットを筆頭にスターバックスまでが値下げを始めて、外食業界は今や値下げ競争になっているらしいです。
私は再来週、親しい友人と札幌駅近くで飲む約束をしています。いつもは串鳥に集まるのですが、最近は高くなりすぎたということで、今回は山の猿のグループの安い飲み放題店になりました。
一事が万事
一事が万事。
上げすぎ注意ですよ。生活者は乗せられませんよ。
顧客が遠ざかってから値段を下げても遅すぎですよ。一度離れた客は戻ってきませんから。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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