篠路のマルコストアーが新装オープンしたが、前のほうが良かった。これじゃ業務スーパー、トライアルに勝てない

かぶとたいぞうです。

今日は札幌のローカルな話で恐縮です。

札幌の篠路という地域に昔からある、「マルコストアー」というスーパーマーケットの話です。



古い店だったが、商品力があり安かった

古い店でしたが、鮮魚や精肉の仕入れが強く、特に鮮魚はどこから仕入れてくるのか、地物の魚が驚くほど安い日があって、私も頻繁に利用させていただいておりました。

その「マルコストアー本店」がこのたび売場面積を3倍に広げ、新装開店したというので、喜び勇んで見に行きました。

がっかり

結果は少しがっかりでした。全体的に値段が上がっており、以前のような驚きの安さはありませんでした。

物価が上がっているので値段が上がるのは当然ですが、私が言っているのは他店と比較した値段のことです。

私にとってマルコストアーは安いから魅力があったのであり、新しくなったきれいな売場やカートがすれ違える広い通路、最新式の多段冷蔵、冷蔵ケースなどはどうでもいいのです。

今回力を入れたという惣菜もそれほど魅力的ではありませんでした。



2回行ったが同じだった

前回はたまたま目玉商品がなかっただけかも知れないと思い、平日と土日の2回訪問しましたが同じでした。

以前の、狭くて汚い店舗に所狭しと商品を満載し、お宝の目玉商品が床に直積みされていた店舗がとても懐かしいです。

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那覇のユニオン前島店

那覇にしばらく住んでいた時に、「ユニオン」と言うローカルなスーパーマーケットチェーンを発見し、「ユニオン前島店」をよく利用させて頂きました。

マンスリー契約で滞在していたホテルに近かったのです。

刺身の盛り合わせや寿司が驚くほど安く、他にも安いものが豊富で、カートもすれちがうことができない狭い店舗には客がびっしり入っていました。



イオンに勝つお店

至近距離にあるイオンを完全に凌駕していました。商品力がまったく違うのです。その上安いのです。

ユニオン前島店はレジが長蛇の列なのに、同じ時間にイオンは客がまばらでがらんとしているのです。

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魅力的なローカルスーパーは各地にある

今でも日本の各地に、地域で頑張っている、古くて安くて商品力のあるユニークなスーパーがけっこうあります。

でも、そのほとんどが店舗老朽化で新装オープンするか閉店するかのどちらかです。



札幌の例

札幌の例ですと、南区の「ベンリー」が安くていい店だったのに店舗老朽化と過当競争に破れて閉店し、同じく安売りが魅力だった「北海市場」は古い店舗を次々閉店し、新しい店舗をどんどん出しましたが、高級路線になってしまい、安さはまったく無くなりました。

店舗が古くなれば新装するしかなく、新装すればお金がかかるので利益で回収しなければなりません。当然売値が上がります。

私のような節約生活者は

でも、私のような節約生活をしている者にとって大事なのは、良い品、珍しい品をどこよりも安く売っている店なのです。

どこにでも売っているナショナルブランドの一般食品をそこそこの値段で売るなら、資本力に勝る大型チェーン店に勝てるわけがありません。



店舗にお金をかけないからこそ安く売れる

小さなローカルスーパーは店舗にお金をかけないからこそ、安く売れたし、農家や漁師から珍しいもの、半端ものを直接、少量仕入れて並べるから売場に魅力があったのです。

大型店と同じことをやっても勝てないと思います。

私が実際に利用している店

実際、私が現在最も利用している店は、トライアル屯田店と業務スーパー屯田店です。いずれも安さが自慢の店です。

生活雑貨や消耗品、刺身や寿司、惣菜、一部鮮魚は主にトライアルで買い、その他、肉、冷凍食品、一般食品、酒類、輸入物などは業務スーパーで買っています。



以前はマルコストアーも入っていた

以前はその2店に加えて、マルコストアー篠路本店が買い回りの有力対象店でしたが、今後はトライアルと業務スーパーに絞るかもしれません。

2店に無いものはビッグハウス太平店まで遠征します。

トライアルも業務スーパーも道外勢

トライアルは九州の会社、業務スーパーは神戸(兵庫県加古川市)の会社です。

ビッグハウスは道内の有力スーパーチェーンであるアークスグループの経営ですが、マルコストアーのような道内のローカルスーパーが道外のユニークな大手スーパーに客を取られていくのを見ていると少し悲しいです。

私もなるべく地元の店を応援したいのですが、私にも生活があります。



参考にはならないかもしれないが

今日の話は節約老人のたわごとであり、なんの参考にもならないと思います。

でも私のような考えの人がけっこういることは、各店舗の客層と客の入りを見れば一目瞭然なのです。

ごきげんよう。


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