【米国株】個人投資家が米国株市場から引き揚げた後にいつも株価が上がる不思議

かぶとたいぞうです。

米国株を長くやっていると、時おり不思議な場面に遭遇します。

個人投資家が一斉に米国株市場から資金を引き上げた直後に株価がうんと上がることがあるのです。



コロナの時もそうだった

最近ではコロナが発生して株価が下がった後がそうでした。

株価が暴落することが当然であるかのような言説が支配的になり、なんとなく今は売っておいた方がいいような雰囲気になり、個人投資家が株を手放して株価がどんどん下がっていった直後に大口の買いが入り株価が一気に上がってゆくのです。

大損するのは決まって個人投資家

単に下がったから買いが入っただけかもしれません。だとしても雰囲気に飲まれ安値で売って大損するのは決まって個人投資家なのです。

個人投資家が安売りした株を根こそぎ買っていくのは決まって機関投資家や巨大資産家たちなのです。



最近もそんな感じか

最近もそんな感じになってきています。

先月10月は、米国株式市場で個人投資家による売りが多かったそうです。

bloombergの2023年11月10日の記事を以下に引用します。

bloombergの記事

「米株から資金引き揚げ、2年ぶり高水準-株高後押してきた個人投資家」

今年の株高を後押ししてきた個人投資家は10月、月間としてこの2年で最も多くの資金を米国株市場から引き揚げた。

以上bloomberg引用。



どうして個人投資家は株を売ったのか

どうして先月に個人投資家が米国株を売ったのかは私には分かりません。

業績もいいのにバリュー株がどんどん下がっていくのを見て不思議に思っていたのです。

米国株価は一転急上昇

ところが、2、3日前から株価は一転急上昇。大口の買いが入ったのでしょう。NYダウは再び35,000ドルに乗り上げそうな勢いです。

その直後に米CPI(消費者物価指数)とPPI(卸売物価指数)が発表され、インフレも一段落してこれからは米国株がどんどん上がっていくような感じになったのです。

そうなるともう誰も株価が下がるようなことを言いません。あの暴落話はいったい何だったのかという感じです。



個人投資家はまたぞろ大損か

これから米国株が本格的な上がり局面に入ったら、個人投資家はまたぞろ大損です。

陰謀論ではないですが、売った方がいいような世論を作っておいて、個人投資家が一斉に株を手放したら、大口がガバッと安く買いさらう構造のような気もします。考えすぎでしょうか。

個人投資家はみんな長期投資に徹すればいい

私は長期投資家ですので株を売ることはありません。だから日々の株価なんて見なくてもいいのですが、つい見てしまいます。

そしていつも決まって短期投資の世界では個人投資家が食い物にされているような印象を受けるのです。

将来の株価なんて誰にも分からないのだから、上がり下がりで儲けようなどとは思わず、個人投資家はみんな私のように長期投資に徹すればいいのです。



デイトレードやオプションは個人には向かない

デイトレードやオプションなんて個人には向きません。資本力でも情報力でも優位な大手に、個人が勝てる訳がありません。

個人がやるなら配当狙いの地味な米国株長期投資がおすすめです。

ごきげんよう。


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